Vermecコピーアッタチメント
結論

椅子の脚など同じものを何本も挽くための治具です。Vegaなどのものはあまり評判が良くないので、完全手動式のVermecの物を購入しました。早速使用した結果を報告します。到着した治具を良く見るとサイドハンドルが見当たりません。Vermecで入れるのを忘れていたようで、メールでクレームすると生産中のネジ切り治具が出来上がったらそれと一緒に送ると言ってきました。取敢えずサイドハンドルなしで試してみることにします。

Vermecの商品は良いものが多いと思っていますが、このコピーアッタチメントは別です。完ぺきに同じ形の脚を3本揃えたいと思い購入しましたが、3本を普通に挽いてもそこそこの物は出来ます。これは購入をお勧め出来ない商品だと思います。これを使いこなせるという方が居られましたら、安くお譲りします。下の写真は治具を使わずに挽いたものです。

ひどい仕上がりです。

削ってみる

1本目はスキューとスピンドルガウジを使って仕上げましたが、当然奇麗に仕上がります。この様な直径の小さいものは、180番のサンドペーパーでも奇麗にすることが出来ます。180番、220番、320番で仕上げて終わりでした。しかしVermecの治具で削ると非常に仕上がりが汚い。スクライパーの切り方なので、スキューに比べると当然ですが、荒削りとしか言いようのないものです。サンドペーパーも80番からかける必要があります。当然サンドペーパーを多用すると、外形が小さくなります。何の為のコピーアッタチメントか分かりません。また治具は台の上を滑らせているだけなので、深く入ると前におじぎをして、キャッチングします。最終的な形になっているところでこのキャッチングが起きると、修正出来ません。はっきり言って使い物にならないと思います。

台をベッドに2本のボルトで固定します。その後テンプレート台を旋盤の主軸とテイルストックの軸に完全に合うよう固定します。挽く物の長さで台の幅は決まります。

台の製作

見本となる椅子の脚は普通に挽きます。2本目からこれと同じものを、このVermecの治具で挽くことになります。下の写真はサンプルの脚をテンプレート台に固定したところです。サイドハンドルのところには12mmのボルトを差しています。台の厚みが不足していたので、治具の高さが不足しましたので、木の台をかませてあります。カッターの先とトレーサーの位置を定規を使って合わせます。これで準備完了です。

テンプレート台の固定

旋盤のベッドの溝にぴったり入る幅の木を台の裏側に固定します。位置を正確に出す為クランプをした後ネジ止めをします。