11月25日
洗濯場

デカン高原を流れるワーグラー川がU字型に曲がる渓谷に連なる仏教石窟
寺院。前期のものは紀元前2〜1世紀にかけて掘られ、装飾がなく簡素な構
造。5〜7世紀に掘られた後期の石窟には、優美な装飾模様の彫刻や絢爛
な彩色壁画が見られる。石窟寺院は機能の面から、僧たちが起居したヴィハ
ーラ(僧院)窟と、礼拝を行ったチャイティア(礼拝)窟に分けられる。アジャン
タの石窟群は、千年もの間ジャングルの中に埋もれていたが、1819年にト
ラ狩りに来ていた英国の軍人ジョン・スミスが偶然に発見した。

6世紀のヴィハーラ窟。有名な蓮華手菩薩は、法隆寺の金堂壁画の原型
といわれる。仏堂をはさんで反対側には金剛手菩薩が描かれている。

洗濯場
洗濯場

紀元前2〜1世紀のチャイティア窟。アジャンタで最古の窟。

10窟からの眺め

洗濯場

5〜6世紀に造られたチャイティア窟。ファサードには馬蹄型の大きな窓(チ
ャイティア窓)がある。

洗濯場
洗濯場

6世紀以降のチャイティア窟。インド最大(全長7m余り)の涅槃仏像。ス
トゥーパにも彫刻が施され前期(第10窟)のものとは対照的。

この人がいないと安心して内部
を見学出来ません。