月例会(2006年8月)
フリーハンドによるバイト研ぎ

今回の月例会は初めて参加させて頂くが、テーマはフリーハンドによる
バイト研ぎと暑気払いです。朝9:30スタートで16:00頃まで昼食をはさん
で進行しましたが、あっという間でした。内容を大まかに分類すると下
記の通りになる。

フリーハンドによるバイト砥ぎ
フリーハンドによるバイト砥ぎ

グラインダーの台に指を乗せる方法と、完全に浮かせる2種類の方
法がある。講師は須田二郎さんです。立ち方はグラインダーの前で
はなく横です。ストーンと刃物の接触面が良く見えるということと、安
全上の理由によります。砥石の粉は有毒なのでマスクをする必要も
あるそうです。

フリーハンドのコツはバイトを砥石に強く押し付けないこと。軽く当てているだけ
なので、あまり熱を持たない。グラインダーの横にコップを置いて冷やしていたが
、あまり良くないという。ジグを使って強く砥石に押し付けていたから、冷やす必
要があったがこのフリーハンドの方法だと水は不要のようです。刃先の形状の違
うガウジを4本ぐらいやった後スキューチーゼル、パーティングツール、スクライ
パーなどのフリーハンドのデモがあった。グラインダーの左側のストーンは40グ
リッド、右側は120グリッドで、40グリッドの方は刃先の形状を変えるときに使った

シャープニング後
シャープニング後

刃先の形状より特定の場所に有効なバイトになる。バイト別に
使い方の説明があった。

2、グラインダーのドレッシング方法

コンクリートのカッターの刃を使って砥石のドレッシングをする。この方法のメリットは安価なことだそうです。グラインダーは1800RPMと低速。

伝統ろくろ用刃物の紹介
ランチブレーク

会費が2〜3,000円でこのようなご馳走が出た。今年初めてお目にかかる鰻重です。ビールを飲んだ後、生酒まで頂いたので、すっかり良い気分になった。おまけに会長のピアノ演奏まであった。

伝統ろくろ用刃物の紹介

サンドペーパーのお世話にならなくて済むように仕上げることが出来
るそうです。刃先はどうなっているか?スキューチゼルを改造すれば
簡単に出来そうです。

これで仕上げた後は確かにサンドペーパーがいらないぐらいすべすべです。

END