2008年7月13日(日)
輸入材木、北三
あるプロのウッドターナーの方が、北三(HOXAN、ホクサン)から、材木を買っておられるという。国産の材ではなく、扱っているのはほとんどすべて、輸入材です。新木場の本社に陸揚げされて、千葉の倉庫にトラックで運ばれてくるようです。その会社の倉庫が何と千葉の新港にあり、小生の自宅から車で30分以内で行けるところです。早速そのプロの方と一緒に、その会社の倉庫に行きました。我々の対応をして下さった、若い営業の方は、さすがに材木のプロで、木のことをよく知っていました。同行のプロの質問にも的確に応えていました。小生のような素人が、質問するには少しはばかられるのですが、恥知らずにも色々聞きました。しかし丁寧に素人にも回答をしてくれました。小生の質問は、1枚だけ小売してくれるのかというのが、第一の質問です。答えはパレット単位で売りたいのだが、最近はそのような贅沢なことは言っておられない。鉄のバンドで縛ってあるものは、在庫管理上、バラで売れないが、バンドが外れているものは、バラ売りする。そこでアメリカンチェリーの長い板は一枚いくらかと尋ねると、2,000円~3,000円という。普通5,000円でも十分安いと思われるもので、1枚1万円と言われてもおかしくない。これは良いところを見つけたと思ったが、小生は木の目利きが出来ない。安くてもウッドターニングに使えないような、材木を買っても仕方がない。木のことが分かっている人と再度訪問することにして、北三を後にした。この倉庫では製材もしており、入り口で丸太の材木を高圧の水で洗っていた。土とか石が付いていると、のこぎりの刃が駄目になるので、高圧洗浄をしているという。工房でバンドソーを使う時も泥は落として下さい!

しかしこの北三はこの倉庫だけでない。新木場に本社があり展示場がある。またウッディプラザというのが埼玉県の和光市にある。このウッディプラザについては後報します。このウッディプラザの存在については、埼玉県の夢工房のメンバーは、その存在を誰も知らなかった。
2008年7月12日(土)
夢工房DVD応用編
夢工房のDVD(応用編)の最後のビデオ撮影を行いました。菅波さん、山下さん、川口さん、須田さんに続いて5人目の名人の登場です。今回は愛知県瀬戸市から森の器の工房、井上さんに夢工房の大和田分室までご足労頂きました。どんぐり、細いステムのワイングラス、ヒノキのビールカップ、耳かきなど、高度な技術を要求する作品を作って頂きました。初心者だと少し難しい内容ですが、自称中級者の小生には、早速試してみたい、テクニックが沢山ありました。しかし残念ながら、DVD編集の作業に入ります。7月末には発売できるよう、編集作業に力を注ぎます。旋盤に向かうのはDVDが出来てからにします。今回は5名の名人、上手が登場しました。DVD2枚にその技術のすべてを納めるのは、少し問題があります。ビデオカメラは高画質の物を使っていますが、圧縮率を上げすぎると、画質が劣化するので、DVDは3枚に収めることにしました。この方が2枚に収めるより画質が良くなります。販売価格は予告通り3,000円(送料込)で変わりません。出来るだけ早く発売出来るよう頑張りますのでご期待下さい。
2008年7月11日(金)
平面真空チャック
カップ形状の真空チャックはいくつか持っていますが、平面の物がありません。ボウルの上側を銜えたい場合は、平面のチャックが有効です。Vicmarcでも発売していますが、空気を引く方式が違うので、使えません。海外では自作している人が居ます。カリンの集成材があったので、Beallのねじ切りタップで主軸と同じ1 1/4"8TPIのネジを切ります。これを丸くした後、ケヤキの板を貼り付けました。ターニングでこのケヤキの板も丸くして、約1か月放置しました。再度ターニングして、ネオプレンゴムを貼り付けました。ネオプレンゴムはクラフトサプライで買ったものです。板は経時変化しにくい、MDFが良いのですが、手持ちのケヤキを使ってしまいました。駄目なら作り直すつもりです。お椀のような物の底を仕上げるのに、非常に有効です。
2008年7月10日(木)PartⅢ
グレイザーツール
The cutting edgeという販売店にメールで問い合わせましたが、現在在庫があるのは、15V 1/2”ボウルガウジ($174.95)のみだそうです。クレジットカードでの支払いが出来ず、電信振込をする必要がありちょっと面倒です。黒ハンドルなので、1本買うかどうか悩むところです。グレーザーは、いつでも希望のサイズが入手できるという状況にはまだないようです。
2008年7月10日(木)PartⅡ
エリさんのDVD7枚組
皆さんおなじみのエリさんは、初心者用のDVD5枚を発売されています。AAWのシンポジウムの時、中級レベルのDVDの箱ををエリさんが持っておられるのを、見つけました。しかしまだ発売にはなっていません。鈴木さんが特別に送ってもらえるというので、一緒に注文するようお願いしました。値段もまだ決まっていません。DVD7枚組はすぐに到着したので、早速見始めました。1枚のDVDで1つの作品の作り方を丁寧に説明しています。自称、中級者の小生には、少しレベルが高いぐらいです。1枚目はろうそく立てを作っていますが、1つだけ作るなら簡単ですが、2つ全く同じ形で作っています。しかも寄木で、木のパターンも同じ場所に出ています。バーニングで日本の女という字を書いて、色も付けています。エルサレム(Jerusalem)のJとJapanのJを取ってJ.Jろうそく立てと呼んでいました。まだ全部みていませんが、面白い内容です。発売されたら購入することをお勧めします。
2008年7月10日(木)
ヤブニッケイのカット
玄関ポーチを占有していた、ヤブニッケイの半割の丸太を電気チェーンソーでカットしました。近所の人がすべて起きているはずの、11時から開始です。電気チェーンソーですが、結構大きな音がします。作業自体は10分ぐらいで完了です。ご近所からは幸い、クレームは出ませんでした。3つにカットするとやっと一人で持ち運びが出来る重さになりました。ナイスさんの話では割れが出やすいというので、すぐにランバーメイトを塗りました。たっぷり2度塗りです。
2008年7月9日(水)PartⅡ
荷物が4つ到着
海外から2つ、国内から2つ荷物が着きました。パンツ一枚で2階のオーディオルームの改装をしていたので、荷物を受け取るたびに、ズボンをはかなければなりませんでした。最初はクラフトサプライに頼んでいた、フェースプレート、瞬間接着剤、リングツール、寄木のDVDなどです。真空チャック用のシールのゴムも買いました。

2つ目は、AAWで買ったVM150のインサートが間違っていたので、正規の物を送ってもらいました。もちろん先方の間違いだったので送料など無料です。手元にVM100用のインサートが残りました。

3つ目はミニベルトサンダーの交換用ベルトです。予備として6箱(18本)買いました。

4つ目は滋賀ナイスさんから材木を送って頂きました。丸太の半割がヤブニッケイ、板が山桜だそうです。運送やさんが一人では運べないとブツブツ言うので、運ぶのを手伝った。確かに2人でもかなりきつい。腰を痛めている小生には、ちょっとしんどかった。明日玄関先でチェーンソーで解体します。ヤブニッケイは片側に割れが入っているので、サラダボウルは3個しか取れないと思います。割れの入っているところは何に使うか?ナイスさん有難う。良い作品を作りたいと思います。
2008年7月9日(水)
グレーザーツール、再び入手可能に
グレーザーのツールは、AAWのシンポジウムに行った時も売っていませんでした。しかしグレーザーのツールを販売している、The Cutting EdgeとHighland Woodworkingのサイトを見ると、買えるようになっています。下の画面の赤線の部分に、「グレーザーのツールは再び入手可能である」と書かれています。この会社にはV10とV15両方入手可能かメールで問い合わせました。返事が来たらまたお知らせします。

2枚目の画面はHighlandのサイトで赤ハンドルの物だけ、販売されており希望のツールをクリックすると購入できるようになっています。日本への送付も可能で、途中までやってみましたが、買えるようです。購入ボタンを押したら、在庫がないと言ってくるかも知れませんが、実際にやってみないと分かりません。トンプソンを沢山買ったのでグレーザーを買う気には、今のところなれません。V15ならスチールが違うので、1本ぐらい買ってみようかと考えています。

このグレーザーの販売店としてはPackerdも入っていますが、今のところPackerdのサイトでは購入できません。
2008年7月8日(火)PartⅡ
トンプソンツールの値上げ
スチールの値段は数年前から上がっていましたが、最近は急騰している。自分ではこのスチールの価格をコントロール出来ないので、製品の値上げをせざる負えないとトンプソンのサイトには書かれています。AAWでは値上げ前の価格で売ったいました。値上げの幅は$2~$5です。$40だったものは$42、$50と$60は$3アップ、$70と$95は$5アップです。5~7%の値上げということになります。スチールの値上がり率から言って、製品の値上げ幅は比較的小さいと小生は感じました。最近の日本の物価の上がり方(特にガソリン)を見ていると、もっと上がるのではないかと予想していましたが、あまり上がらなくてよかったと思います。
2008年7月8日(火)
ベルトディスクサンダーの集塵
ベルトディスクサンダーが2台になりました。集塵機をまた買うかどうかですが、置き場所にも困ります。そこで集塵機1台にベルトサンダーを2台接続することにしました。ホームセンターでT字の接続継ぎ手を買ってきて、ベルトサンダーの吸引口に瞬間接着剤で取り付けました。集塵機はT字の片側に取り付け、小型のサンダーは、透明のホースを買ってきて取り付けました。例によってサンダーの電源を入れると、集塵機の電源が自動的に入り、サンダーを切ると、3秒後ぐらいに集塵機の電源が切れるオートスイッチを使いました。ホースにシャッターが付いていませんが、吸い込む力は十分な様で、木の粉が舞い上がりません。
2008年7月7日(月)PartⅡ
WASP Drill Sanding Attachment
ナカトミのミニベルトディスクサンダーを購入しましたが、電動ボール盤を使ってベルトサンダーにする、装置が売られています。ベルトがたわむので、スプーンを作る事も可能です。しかし$100もするので、やはりナカトミのベルトディスクサンダーを購入するのが、賢明だと思います。


2008年7月7日(月)
重量計
50kgまで測定できる、デジタルはかりです。試しにナカトミのベルトサンダーの重量を測ってみると、9.55kgでした。旅行の時にトランクの重量を測るのに便利です。アメリカへ行く前に買っておくべきでした。

このホームページは開くのに時間がかかるというので、日記は1週間単位で掲載することにしました。前の分を見たい場合は上のリンクをクリックして下さい。
2008年7月31日(木)
トリマーの固定台
Woodturning誌を見ていますが、面白い物がたくさん出ています。全部試してみたくなります。とりあえず2つぐらい手を出します。その内の1つが下のものです。

No,99とNo,100に出ていた波型のボウルです。これを作るのには、トリマーを固定するホルダーが必要です。Vermecの物を購入すると高価なので、ホームセンターで探したところドリルを固定する台が売られていました。金属のバンドで固定するようになっています。1,020円と安かったので、購入しました。手持ちのトリマーを取り付けると、問題なくしっかり固定出来ました。これはX-Yテーブルに取り付けず、型に沿って手で動かします。上手く行ったらまた報告します。
2008年7月30日(水)PartⅡ
細々ワイングラス
夢工房DVD応用編で井上さんが、作り方を説明されていたステムの部分が細いワイングラスです。あまり実用的ではないので、今まで作ったことがありませんでした。今まで持っていたこの作品へのイメージは刃物の当て方を少し間違うと簡単に折れてしまう。技術的に難しいという感じでしたが、作り方を見せてもらい、自分にも出来るのではないかと思うようになりました。思うだけでは駄目なので、実際にやってみました。材料は手持ちのミズキの6.5cmの角材です。角材を丸くした後、最初はカップの内側を掘って仕上げます。外側に取り掛かります。カップ部は薄く仕上げると、変形して上手く挽けなくなります。キーンという高周波音がすると駄目です。しかし心配ご無用、振動を防ぐノウハウが説明されています。順次細いステムの部分を仕上げていきます。細い部分が長くなると、上部のカップが揺れ出します。これも非常にスマートなやり方で振動対策をしています。細いところの削り方にもノウハウがありますが、10年の刃物を扱った経験は要りません。説明通りにやると一応出来ました。自称中級者の小生でも意外と簡単でした。ステム部はもっと長く出来ますが、長くすると実用的ではなくなります。出来たものは出来れば売りたいというところが、見え隠れします。

今回の夢工房応用編はこの様に講師の方々のノウハウが詰まったDVDです。まだ注文されていない方は、ぜひ1組注文をして下さい。期待を裏切らない内容になっています。
2008年7月30日(水)
ヤブニッケイの粗挽き
ナイスさんから頂いたヤブニッケイですが、ランバーメイトを塗ってあったにも関わらず、割れが入っています。このまま放置すると、全く使えなくなるので粗挽きをしました。3つあった半割ですが、2つはボウルに出来ましたが、1個は中心に深い割れが入っており、大きなボウルとしては使えません。小さく切って小さいボウル4個にしました。ラグナのバンドソーだとこれぐらいの丸太でも問題なくカット出来ます。ラグナの純正のバンドソーブレードは、良く切れます。分厚い物を切ると煙が出ると言う話が、夢工房でありましたがそんなことはありません。(夢工房のブレードは誰かが、壊したようです)2階にある小生の工房は非常に乾燥しているので、ボウルには全面にランバーメイトを塗りました。45リットルのゴミ袋が10袋出来ました。一度に10袋を出すのは少し気が引けます。2回に分けて出してみます。
2008年7月29日(火)
VERMEC 50mm DRIVE DOG
真空チャックのアダプターは、小生が使っているのはE-Zアダプターです。主軸の中空の穴を通して、吸い込み口を取り付けます。従ってドライブセンターを挿入しようとしても、挿入出来ません。まずE-Zアダプターを主軸から取り外して、ドライブセンターを差す必要があります。これは結構面倒なので、何とかならないかと考えていましたが、VERMEC/オーストラリアのサイトに、主軸にねじ込むタイプのドライブセンターが出ていました。早速注文しました。主軸にねじ込むため、直径5cmとちょっと大きいものです。色々な旋盤に対応するため、VicmarcのVM100と同じインサートが準備されています。(VM100のインサートと共通部品)アメリカ仕様の1 1/4"x8TPIもあればM30もあります。この商品はインサートも付属するので、注文する時に自分の旋盤の主軸のサイズを言えば良いことになります。UJさん!1”x8TPIもあります。
2008年7月28日(月)PartⅡ
Woodturning誌
北海道の方からWoodturning誌のNo,96~147(2001年~2004年)まで持っている。不要になったので、小生に引き取ってくれないかという、有難い申し出がありました。無料で差し上げると言うのです。もちろん貰える物は何でも貰う小生です。本日野暮用で千葉駅周辺を朝からうろついていましたが、帰宅すると宅急便が届いていました。早速箱をあけると、大変な量の雑誌が出てきました。50冊以上あるのですから、当たり前です。どれから読むか途方に暮れているところですが、面白い内容があればこのサイトで紹介してゆきます。なおWoodturning誌はイギリスで発行されているウッドターニングの雑誌です。
2008年7月28日(月)
夢工房DVD応用編
7月25日の午前中までに注文頂いた方には、DVDは到着していると思います。沖縄など遠方の場合はまだ着いていないかも知れません。注文を頂いて発送を忘れている分があるかも知れません。96枚注文があり全部発送したつもりですが、5枚残っています。100枚焼いているので、4枚残るはずなのですが、1枚多く残っています。申し訳ありませんが、到着しないようであればメールで催促して下さい。また代金をまだ振り込んでおられない方は、お忘れにならないようにお願いします。
2008年7月27日(日)PartⅡ
グラインダーの振動
AAWのジャーナルの5つの芯ズレをご紹介していますが、グラインダーの軸ずれ、振動について、イスラエルのエリさんのDVD、ビギナーコースで語られていました。エリさんのビデオは中級コースを買いましたが、内容が面白いので、初級も買ってみようと一枚買いました。FEWSの講習で説明された内容も出ている様です。この初心者コースは全部で5組あるようで、全部買おうかと考えています。
話をグラインダーの振動に戻すと、DVDの中でグラインダーの設置、軸ずれの問題がないか、確認する方法としてコインをグラインダーの上に立てていました。振動がないとコインは倒れずに立っています。非常に振動の少ないグラインダーでないと良いシャープニングは出来ないと言います。グラインダーを置く台にも配慮が必要です。小生自慢の日立の2馬力のグラインダーですが、中古品でベアリングが駄目だったので、新しい物に交換してあります。早速コインを乗せてみました。10円玉だとグラインダーを回していなくても立ちません。幅が狭いのと、グラインダーの上が丸くなっているからだと思います。少し分厚い1ユーロコインを立てると立ちました。36HZぐらいから60Hzまで回転数を変えましたが、倒れることなく立っています。合格です。皆さんも一度自分のグラインダーでやってみて下さい。
2008年7月27日(日)
5つの芯ズレPartⅡ
お持ちの旋盤の軸が合っているかどうか調べてみて下さい。下の写真は極端なケースです。こんなにずれていると、ベアリングが痛んでしまいます。この様な場合の対策について、例のAAWのジャーナルを和訳してみました。
テイルストックとヘッドストックの軸が合っていない

テイルストックとヘッドストックの軸のずれをチェックするには、テイルストックにライブセンターを、ヘッドストックにはスパドライブを挿入します。両方のの先端が丸くなっていないか、曲がっていないか確認してください。

テイルストックを動かして6mmから12mmのところで止めて、テイルストックをロックしてから、テイルストックのハンドルを回して、先端を合わせて下さい。そして軸が合っているかどうか確認します。もし軸がずれているなら、テイルストックの必要な部分にくさびを入れて下さい。多くの場合1、2枚の紙を挟むだけで十分です。

ずれがひどい場合は、旋盤のメーカーに連絡してテイルストック、あるいはテイルストックの横穴の、修理、交換を頼んで下さい。極端な場合は、テイルストックの横穴をあけ直す必要があります。

もし旋盤のヘッドストックが枠とか台に、JET MINIDeltaミディのように、ボルトで固定されているなら、くさびを入れて軸合わせが出来ます。ワンウェイの旋盤の場合は、この目的のためにジャッキネジが付いています。ノバの3000あるいはDVRでは、ヘッドストックの方向に合わせるボルトがテイルストックに付いています。これらの旋盤ではメーカーの取り扱い説明書に従って下さい。

ヘッドが回転できる旋盤では、元の真っ直ぐな位置に戻した時、十分正確な位置に戻らない場合があります。スパドライブとライブセンターの先端を合わせる方法で、毎回軸を合わせることが出来ます。

上の写真はNOVAのDVR3000のものです。テイルストックに付いているボルトを緩めて調整が出来ました。

左は主軸とテイルストックの穴を掃除するクリーナーです。結構高い値段設定になっています。このあたりの治具は、アイデア次第で自作が出来るものです。もちろん小生は購入するつもりはありません。しかしゴミとか木くずが主軸の中にたまっていると軸ずれの原因にになりますので、掃除は必要です。良いのが思いつけば、ご紹介します。
2008年7月26日(土)
5つの芯ズレ
AAWの2005年夏のジャーナルに出ていた、5つの芯ズレの問題という記事です。ライブセンターとドライブセンターが合わない場合はどうするか、このまま使っているとすぐにベアリングが駄目になると言う。全部読みましたが、小生の問題は真空チャックでつかんだ時、中心がずれるという問題です。和訳してみましたが、やはりシール材の選択が重要な様です。クラフトサプライで売っているネオプレンという合成ゴムを使いましたが、結果が良かったと報告しておきます。

真空チャックを使った時の芯ずれ

もしボウルとか器を真空チャックで銜えようとする時、すべったりして希望の所に固定出来ないならば、その原因は真空チャックのシール材にあるかも知れません。成型ゴム、柔らかくて柔軟なシール材は、材料全体に密度が一定でありません。従って全体が同じように圧縮されないので、器の芯がずれると言う問題を起こします。真空チャックの形状と、器の形状がこの問題を拡大します。球形の器を球形の真空チャックで保持しようとすると問題がさらに大きくなります。この問題を解決するには次の対策を試してみて下さい。

*シール材の交換、再調整をする。あるいは分厚い物か薄い物に替える。シリコンゴムはシール材としては、非常に良いのですが、残念ながら接着剤がきかないので、チャックに固定出来ないのです。

*ボウルの淵が仕上げられているなら、平面の真空チャックを使うことを考えて下さい。広い開口部で保持するので、問題を最小にすることが出来ます。

2008年7月25日(金)PartⅢ
夢工房DVD応用編発送開始
昨日印刷会社から、ジャケットに印刷汚れがでているので60枚で印刷を止めた。修理のためメーカーから人を呼んでいるという連絡があった。60枚しか送られてこないと、どうするか?とりあえず代金を振り込んで頂いている方を、優先して発送すれば良いなどと考えをめぐらしていました。しかし本日午前11時に150枚のジャケットが到着しました。印刷機の修理の名人がすぐに飛んできて、直したという。日本のこの様なところで働いている、職人の技術は驚くほど高いと思います。若い世代がこの様な技術を引き継ぐことが出来るのか?話は脱線しましたが、早速100組のDVDケースにジャケットを挿入、準備してあった封筒に入れて発送準備完了です。これからヤマト運輸と郵便局に持っていって送ります。1枚だけの場合はヤマト運輸のメール便で送り、講師などへ複数枚送るのは、郵便局のゆうメールです。千葉に近い県では明日には到着するのではないでしょうか?到着までしばらくお待ち下さい。基礎編を要求されている方もご心配なく。忘れずに発送します。応用編は88枚出荷したら、手元に12枚しか残らない。追加で20枚焼くことにしました。
2008年7月25日(金)PartⅡ
ハードディスクが死亡
ハードディスクを4台入れて、1つのドライブとして認識させることが出来る、外付けハードディスクケースです。250GBのドライブを4台入れて使っていましたが、その内の1台が、突然死亡しました。1台が壊れただけでもデーターはすべて失われます。もちろんバックアップを取っているので、ウッドターニング関係のデーターなどは守れました。このようなドライブは、故障率が4倍になるので、出来るだけ早めに、使うのをやめたいのですが、当面の出費を抑えるため、中古の250GBのHDDを買ってきました。3千円です。交換すると問題なく1TBとして認識されました。壊れたHDDは4年前のものですが、分解してみました。ディスクは鏡の面のように綺麗です。ディスクは3枚入っているので、プラッター当たりの容量は80GBぐらいです。現在だと1枚以下で出来るので、技術の進歩はすごいと思います。
2008年7月25日(金)
ドリルストッパー
ホームセンターへ行くとドリルストッパーというのが、売られていた。旋盤上で穴をあけるときに便利なので、海外から購入しようかと考えていたが、日本製がありました。大小2個セットで2mmから12mmまでのドリルに対応します。分解するとスリーピースになっており、ネジを締めるとコレットチャックのようにドリルに固定出来るようになっています。正確な値段は忘れましたが、600円ぐらいです。アメリカの販売店では$4.99で売っています。国内の値段と似たようなものです。日本語ではドリルストッパー、英語ではAdjustable Drill Stopsです。日本語ではとめる位置を調整できると言うのは名前からは分からないが、英語ではしっかり分かります。
2008年7月24日(木)PartⅡ
メールのトラブル(DVD購入希望の方)
DVDの購入希望のボタンを押してもメールがつながらないと言う問題が出ている様です。DVDの購入希望をメールで頂いたら、短い文章ですが、必ず返事をしています。返事が来ていない方は、お手数ですが、再度メールを送って下さい。メールアドレスは、問題のない方に変更してあります。
2008年7月24日(木)
夢工房DVD応用編受注開始
応用編の販売開始(郵送開始)はジャケットの印刷が完了する今週末頃になります。印刷会社でやっているので、少々時間がかかっています。しかし問い合わせが多いので、注文の受付を開始します。今回のDVDは3枚、1組で3,000円(送料込、振込手数料はご負担下さい)です。送付の手間を省くため、お送りするのはDVD3枚が入ったDVDケースのみですので、あらかじめご了承ください。DVDの内容についてはこのページの右上のDVD販売を見て下さい。DVDは今回で第三弾ですが、まだNO,1、No,2を購入される方が居ます。No,3(応用編)を希望の方は必ずNo,3のところのテックさんをクリックしてメールを送って下さい。No,2のところのテックさんを押すと基礎編のDVDが送られますので、ご注意をお願いします。なお小生の銀行口座をご承知の方はその旨メールに書いておいて下さい。それでは注文をお待ちしております。

なお夢工房の仲間で作るDVDは、残念ながら今回で終りとなります。以前は英語のDVDしかなかったので、これからウッドターニングを始めたい人、初級者、中級者には、日本語で十分な情報発信が出来たと考えています。従ってNo1~No,3は一定の役割を果たせたので、これで終わりにさせて頂きます。講師並びに制作に協力をして頂いた方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。
2008年7月23日(水)PartⅡ
井上式シャープニング
ガウジなどのシャープニングはプロの人は、フリーハンドでやっている人が多いようです。夢工房のDVD第一弾では須田プロがフリーハンドでやっていました。夢工房の月例会でも、そのやり方を教えてもらったことがありますが、上手く出来ずまだ治具を使ってやっています。初心者にはフリーハンドは難しいので、基礎編のDVDでは川口さんが、徹底的に治具を使った方法を説明しました。今回夢工房DVD応用編に出演された井上さんもフリーハンドでやっていますがすが、ちょっと違います。砥石が自転車のタイヤのように丸くなっています。今使っているグラインダーは中古品で、すり減った砥石が付いていましたが、新しい物に交換して使っています。これを丸くするのは、ちょっと抵抗があります。古い砥石を取り出しドレッサーで丸くして、ガウジのシャープニングをやってみました。意外と上手く出来ます。ベベル面と砥石面の接触状況が平面の砥石より良く見えます。太めのガウジはベベル面があまり奇麗ではありませんが、刃先は切れるようにシャープニング出来ました。太めのガウジの方がやり易いようです。ベベル面が大きいので見やすいのかも知れません。ところでどうやってこの丸い砥石を使ってシャープニングをやるのか、それは応用編のDVDを見て下さい。井上さんが説明しています。彼がこの丸い砥石を考え出したのは、砥石の真ん中だけが減らないのでドレッサーをかける必要がない。つまり砥石が長持ちするからだと言います。
下の写真はホームセンターに来ていた、刃物研師の方です。平面の水砥石で、荒削りをして、赤い砥石で仕上げ、右の緑色はバフです。この両頭グラインダーは、逆回転になっていました。バフが付いているからかも知れません。
2008年7月23日(水)
X-YテーブルPartⅢ
粗挽きしてあった小さなボウルを使って試してみました。トリマーはしっかり固定されているので、問題なくV溝が切れました。しかしトリマーが高速回転しているからか、木が焼けます。この対策を考える必要があります。トリマーはほとんど使ったことがないので、基本的な間違いをしているかも知れません。トリマーは回転数を落とすとどうなるか、次回試してみたいと思います。次に工房にあった木を適当に切ってタイトボンドⅡで貼り付けました。タイトボンドⅡは固まるまで少し時間が必要ですが、瞬間接着剤より安価なのが良いと思います。ターニングで割れることもなく仕上げ完了です。貼り付けた木の色が悪いのか、非常に見栄えが悪いです。貼り付ける木の色とかデザインを、工夫しないと駄目のようです。とりあえずどんな感じか、やってみたというところです。次はエリさんのやっている様なパターンの出る木を張り付けてみたいと思います。
2008年7月22日(火)PartⅡ
夢工房DVD応用編
100組のDVDをパソコン2台で焼きましたが、丸3日かかりました。1組3枚ですので、300枚焼いたわけです。講師の方が、まとめ買いされる分とか、まだ発売していないのに、お金を振り込んでくる人が居て、すでに56組の注文があります。発売を開始すると、メールで購入希望がくるので、とりあえず44組はすぐに発送出来ます。DVDケースの表紙を飾るジャケットの印刷が今週完了する予定なので、ジャケットが到着次第、発売開始とします。

今回のDVDは高画質であると前回書きましたが、それを実現するにはコンポーネント接続が、必要になります。DVDとテレビはコンポーネント映像ケーブルという3本線(赤、青、緑)のもので接続する必要があります。(あるいはD端子映像ケーブル)これを使って接続すると解像度は720x480ドットになります。以前の古いテレビで使われていたS端子映像ケーブルとかコンポジット映像ケーブルでは、テレビが高解像度のものでも、400x300ドット程度の解像度になります。ちなみにハイビジョンは1920x1080です。本当はハイビジョンカメラを使いたいのですが、見る側のブルーレイプレーヤーが一般には普及していないので、720x480のDVD画質で撮影しています。なおこのコンポーネント入力端子の付いていないTVでは残念ながら、画質は期待出来ませんので、あらかじめお断りしておきます。地上波デジタル放送が見れるテレビをお持ちの方は、DVDとの接続ケーブルに注意をして下さい。
2008年7月22日(火)
X-Yテーブル PartⅡ
朝9時からホームセンターが開いていますので、V溝90度のルータービットを買ってきました。その後、昨夜考えたトリマーのX-Yテーブルへの取り付けをやりました。何時もながらあまりかっこよく出来ていません。集成材とべニア板を使ってルーターを固定する木の台を作りました。木の台はTスロットクランプという金具でX-Yテーブルに固定します。ルーターの高さは幅10mm程度のスペーサーを挟んで、高さを微調整できるようにしました。スペーサーは最初厚めに切ります。トリマーを台に置いて、このスペーサーを入れると主軸より、トリマーの軸が1mm程度高くなるようなスペーサーを作る訳です。その後主軸の高さとトリマーの軸の高さがぴったり合うようスペーサーを、ベルトディスクサンダーで研磨します。ぴったり合うよう削る量を微調整しました。X-Yテーブルは旋盤のベッドに12mmのボルトを2本使って止めています。ボルトを締め付けるとびくともしません。同様に木の台をTスロットクランプで締め付けるとこちらもしっかり固定出来ました。今回購入したX-Yテーブルは大きくて重いので、旋盤に乗せるのもしんどいし、置き場所にも困ります。しかしルーターはしっかり固定出来たのは良かったと思います。工房の壁に空きスペースがあるので、その内このX-Yテーブルを置く棚を作りたいと思います。
2008年7月21日(月)
X-Yテーブル
オフからX-Yテーブルが来ました。何を勘違いしたのか、これぐらい大きい方がトリマーをしっかり固定出来ると思いましたが、もっと小さい方が取り付けやすいことは間違いありません。海外から小型の物を買えば良かったと反省しています。しかし買ってしまった以上これをVL300に何とか取り付ける方法を考えます。やはりX-Yテーブルの台を旋盤のベッドに直接取り付けるか、板を1枚挟むかです。試しにVL300のベッドの上に直接置いてみましたが、ベッドの裏側に木製のクランプを取り付け、ボルトで固定するというやり方でしっかり取り付けることが出来ました。ボルトは2箇所で固定しますが、ベッドに対する角度の変更もかなり自由度があります。後はどの様にしてX-Yテーブルにトリマーを取り付けかです。木の台を作って固定するつもりです。どの様な構造にするか、今晩図面でも書いて考えてみます。

Vermec(オーストラリア)のサイトを見ると、バンジョーに直接差して使えるカムロックという物が売られています。これだと高さの微調整も出来ます。位置の調整もバンジョーを動かして、ロックするだけです。これを買うかどうか?AUS$55です。今回購入したX-Yテーブルは重量が23.5kgもあります。バンジョーに取り付けるには少し重すぎます。海外で売っている小型の物は6kgぐらいですので、これならルーターを入れても10kg以下ですので、このカムロックという製品が良いでしょう。位置の設定が簡単に、早く出来ると思います。
2008年7月20日(日)
夢工房DVD応用編
夢工房DVD応用編は、撮影が完了。編集作業も順調に進み来週には発売開始出来る予定です。DVDは前にお知らせしたとおり、3枚組で収録時間はDisc1が90分(菅波、川口)、Disc2が91分(山下、須田)、Disc3が98分(井上)で全部で4時間39分になります。講師の方々に得意の作品を作って頂きDVDにしています。プロジェクトの内容は下記の通りです。

1、菅波さん:ナチュラルエッジボウルとワイングラス
2、川口さん:グルーチャックによるボウル作りと色々チャック
3、山下さん:寄木のボールペン、山下式爪楊枝入れの製作
4、須田さん:スプーン、フォークの作り方
5、井上さん:どんぐりの独楽、耳掻き、ステムの細いワイングラス、ヒノキのビアカップの製作と井上式シャープニング

今回の5名の講師はDVDに出て頂く訳ですから、皆さんトップレベルの技術を持った方ばかりです。応用編と名付けたDVDですので、中級者以上を対象に制作に入りましたが、各講師は簡単に作る方法を説明されていますので、初心者にも参考になると思います。長年の修行で習得した刃物の使い方が出てくると思いましたが、むしろ難しいことを簡単にやる方法を紹介されていたように思います。一部道具を揃えないと出来ない作品作りもありますが、語られているノウハウは、ウッドターニングを続けていく上で役に立つでしょう。自称中級者の小生にとって今回のビデオ撮影で見聞きしたことは、驚きの連続でした。すぐにでも旋盤に向かって試してみたいことが沢山ありますが、今はクーラーの利いた部屋に閉じこもりDVDの制作に専念しています。編集が終わっても、DVDの発送作業などが控えているので、何時になったら自分が試せるか分かりません。編集作業を通して何度も見ているので、内容は完全に頭に入っています。

最後にDVDの画質ですが、海外の有名プロが出てくるDVDの画質は、はっきり言って良くありません。なぜもっと良いビデオカメラを使わないか不思議です。今回で3回目なので、カメラワークも上手くなってきたし、画質はDVDとしては最高です。音声も講師の胸にワイヤレスマイクを付けたので、旋盤が回っている時でも、話している内容は聞こえます。問題は手伝いに来ている夢工房のメンバーが、講師の背後でうろついているのが写っています。アットホームな感じですが、ちょっと気になります。刃物の刃先がどの様に材料にあたっているか、はっきり分かるように撮影していますので、背後に余計な物が写っている点はご容赦ください。

発売日が決まれば別途、このサイトでご案内します。
2008年7月19日(土)
ホームセンターでバンドソーが売られている?
国内のホームセンターでも、小型のバンドソーは売られています。しかし14インチの物が売られているのは、見たことがありません。今回ジョイフル本田千葉ニュータウン店で売っていました。同時にジェットの1馬力の集塵機(DC-650、69,300円)も売っていました。そこで国内の通販で買える14インチのバンドソーと比較してみました。今回ジョイフル本田で売っていたのは、オアフという台湾製の製品で、3/4馬力のモーターが付いていました。値段が書いてないので、店員に聞くと値札が床に落ちていました。それを見るとなんと14.7万円もします。ホームセンターで売るので、高くなっていると思いましたが、通販のP-Tools.comでも同値でした。そうするとオフコーポレーションで売っているKERVと何が違うのか?KERVはたったの79,800円です。最大挽き割り高さがオアフの場合200mmですが、KERVは150mmなので、値段が安い。KERVは静岡まで行って現物を見たがしっかりしておらず駄目なので、このオアフを販売することにしたと、ホームセンターの店員は説明する。オアフの方が安定してブレードが回るという。実際に木を切っていないので分からないが、本体はがっちりしており、ブレードのテンションはワンタッチでかけることが出来る。使い勝手は良さそうです。しかし最大挽き割り高さが200mmというが、KERVはライザーブロックというのを取り付ければ305mmまで、切れるようになります。305mmまで切れると言っても、1馬力のモーターでは、すぐに止まってしまって、困った経験を持っています。それでKERVを手放してLAGUNAの2馬力のモーターの付いた機種に買い替えました。これは20万円もしますが、300mmの高さの物をカットしても、ブレードが止まることもなく、値段が高い分、満足度も高いです。オアフは3/4馬力のモーターなので、200mmが限界、ライザーブロックを付けない事にしたのかも知れません?しかし14.7万円は高すぎます。7~8万円でないとKERVに対抗できないと思います。あとネットで調べるとスチールチティの1.5馬力のバンドソーが売られています。これはライザーブロックを付けると10.7万円ぐらいです。LAGUNAに対抗できる仕様になっていますが、値段は半分です。ネットで見る限り良さそうですが、使ってみないと実際にどうなのか分かりません。どなたか使っている方がいたら、使用レポートをお願いします。まだまだ書き足らないのですが、長文になったので、この辺りで止めます。
2008年7月18日(金)PartⅡ
メタボジャパン
AAWで買ったランダムオービットサンダーは、バージニア州の税金を入れると$140.70でした。(約14,800円)本日、ジョイフル本田に行ったところ同じものが26,250円で売られていました。アメリカの方が1万円以上安いことになります。このサンダーはドイツ製ですが、日本で売っているのはメタボジャパンという輸入代理店がやっている様です。ラベルを見ると日本仕様の100V、50/60Hz対応になっており、PSEマークも付いています。アメリカで買ったものは120V、60Hzとなっています。関東地区は50Hzなので使えるのかどうか?(実際は使えます)電圧も120Vが定格なので100Vで使うと30%ぐらいトルクが低下、トルクに比例して回転数も低下します。つまり60Hz地区である関西などで、トランスを入れて電圧を120Vにすれば、本来のこの電動工具の性能が出せるというものです。しかし日本向けは特別にモーターなどを変えて出荷しているとは思えません。PSEを取得してアメリカで売っているものと同じものを出荷していると思います。この様にPSEを取得して日本で売ってくれる、ところは良いのですが、デルタのように製品が日本市場から消えているメーカーもあります。日本の木工家は受難の時代を迎えそうです。今までの様にアメリカで売っている物をそのまま持って来て売れないのが問題です。個人輸入する場合はPSEの問題はありませんが、重い電動工具は送料が馬鹿になりません。BSEとPSEは1文字違うだけです。
2008年7月18日(金)
X-Yテーブル
AAWのシンポジウムでエリさんのデモを見ました。X-Yテーブルにルーターを取り付けて象眼のボウルを作っていました。これをやってみたくなり、X-Yテーブルを購入することにしました。海外で売っている物を含めて良いものはないか調べました。$109の物はテーブルサイズが90x200と小さすぎます。$169の物も90x335と小さい。オフコーポレーションの物は155x475でちょうど良い。重量も23.5kgでテーブルの移動量は155x280mmです。結局これを購入することにした。トリマーをどの様にしてX-Yテーブルに取り付けるか考える必要があります。トリマーの軸が旋盤の主軸の高さに来るようぴったり合わせる必要があるのと、トリマーをしっかり、保持する必要があります。
2008年7月17日(木)
夢工房暑気払い
今回は暑い中17名の方々が参加された。うな重を食べて、酒を飲んで楽しく過ごすことが出来ました。AAWのDVDとかエリさんのDVD、それに夢工房DVD応用編(一部)のDVDの再生をして皆さんに見て頂いた。結構興味深く見て頂けたと思うが、それに加えて、今回の目玉はルーターの使い方のデモがあったことです。杉田さんというルーターの名人が来られて、基本的なルーターの説明と自分で開発したルーター用の治具の使い方などを説明されました。治具類はルーターを効率良く使うために、あると非常に便利な物ばかりのようです。詳細を知りたい方は、(株)MIRAIのサイトを見て下さい。このサイトから購入も出来ます。
2008年7月16日(水)
Captive Ring Tool
Captive Ring Toolというのを購入しました。「拘束された輪を作る道具」とでも訳せば良いのでしょうか?語学力の不足で和訳すると、大体長くなってしまいます。グラインダーでシャープニングをするとすぐに輪の部分がなくなるので、ダイヤモンドのホーニングコーンを使う予定です。1/4"、3/8"、1/2"の3サイズが一般的に売られていますが、ツールの幅ではなく先のリングの直径を表しています。今回購入したものは1/2”=12.7mmのものです。価格は$43.99ですが、送料を入れると6,000円ぐらいになります。
2008年7月15日(火)
5万アクセス達成の御礼
2007年7月1日からこのサイトにアクセスカウンターを取り付けました。それから約1年で5万アクセスを達成することが出来ました。これもひとえに、励ましてくれる仲間、閲覧者さんのおかげです。また全く会ったこともない方から、情報提供に対してお礼を頂くことが数えきれないくらいありました。毎日更新を目標に進めてきましたが、仲間、師匠に恵まれ、ネタ切れになることなく続けることが出来ました。この場を借りまして御礼を申し上げます。

5万アクセスを記念してAAWで撮影した、動画(約53分)とデジカメ写真画像(Jpeg)をDVD2枚に収めましたので、送料込500円で販売します。動画はAAWのシンポジウムの様子をビデオカメラで写したもので、家庭用のDVDプレーヤーで見ることが出来ます。写真画像の入ったDVDはパソコンとか写真屋さんの店頭にある機械でないと見ることが出来ません。AAWのメンバーさんが出展した600点以上の作品の写真など、約1,200枚の写真が入っています。余分なホテル内の写真なども少しありますが、リッチモンドの雰囲気を味わって頂くため、撮影したものはすべて入れてあります。購入希望の方は下記にメールを送り、代金を振り込んで下さい。(振込手数料はご負担下さい)購入希望のメールには送付先の住所、氏名、電話番号を書いて送って下さい。メールに対して返信はしませんが、メールを頂き次第DVDを発送します。

AAWのDVD購入希望のメール

振込み先

りそな 銀行 東京中央支店
普通預金口座 5136787
ウエダリュウイチ

ジャパンネット銀行 本店営業部
普通 3079876

ウエダリュウイチ

郵便口座
 
記号10570  番号64970851
 
ウエダリュウイチ

2008年7月14日(月)PartⅢ
Woody Plaza
新木場にあったウッディプラザが埼玉県の和光市に移転しています。ウッドターニング製品を含む、木工製品、材木(端材)を売っています。埼玉県に住んでいる方は、ぜひ一度訪問してみて下さい。住所は上記ウッディプラザのサイトからたどって下さい。並べてある製品の出来が素晴らしいこと。それにしては価格が安いのです。展示販売されている製品は、作者が何人もいて、バランスの良い製品構成になっています。クラッシックカーが2,100円、メープルのスプーンは787円です。寄木の爪楊枝入れが1,365円。これはマネをして一度作ってみたいと思います。漆を塗ったサクラのお椀が3,150円と安いが、漆はムラがあまりなく立派なものです。
2008年7月14日(月)PartⅡ
北三のショールーム
新木場のもくもくの近くに北三のショールームがあります。建材などが中心なので、もくもくに行くついでがあれば、立ち寄ってみるのも良いでしょう。
2008年7月14日(月)
新木場のもくもくの箸
もくもくに久しぶりに行きました。沢山の珍しい木があるのですが、高価なのが欠点です。マイ箸ブームなのか、箸の材料が売られていました。1本200円前後でした。1膳揃えるには400円前後になります。手違いシタン(チャチャン)とは何を意味しているのでしょうか?店員さんに聞くべきでした。
2008年7月6日(日)PartⅡ
部品収納棚
アメリカで買ってきたサンドペーパーなどの小物が増えました。入れるところがないので、新しく収納ケースを買いました。これは3段になっていますが、1段づつの増設が可能です。大きさも適当なので、気にいっています。ジョイフル本田で売っています。
2008年7月6日(日)
ランダムオービットサンダー
AAWで買ってきたランダムオービットサンダーです。ディスク面にに穴が空いており、集塵機のホースをつなぐと、木の粉が飛び散らないようになっています。回転数(ランダム軌跡数=OPM)は5,000~10,000OPMの間で調整が出来ます。実際に使ってみましたが、材料を旋盤上で回しながら、これを使うと筋が入りません。もともとパワーサンドは、筋が入りにくいのですが、こちらの方がより良い結果を得られる様に思います。3インチのサンドペーパーの手持ちが、殆どありません。2インチのサンドペーパーが少なくなれば、3インチの物を買って、これでサンドかけをしたいと思います。特に大きい作品には、3インチの方が便利です。2インチと3インチは、作品の大きさで使い分けるということになるかも知れません。
2008年7月5日(土)PartⅡ
7月16日夢工房暑気払い
7月16日は、国産のうなぎを食べながら、AAWのシンポジウムのDVD鑑賞と土産話を聞いていただくことになっていました。ところがルーターに詳しい杉田さんがルーターの使い方の実演をしてくれることになりました。不思議な治具の紹介もあるようなので、日頃ルーターの使い方に疑問を持っておられる方には必見です。振って参加をお願いします。なおランバーメイト(材木の干し割れ防止剤)が欲しい方は、当日持っていきますので、購入して下さい。
2008年7月5日(土)
フォークの製作
注文してあたミニディスクサンダーが到着しました。ベルトと丸ディスク両方付いています。集塵ポートも2か所あります。使ってみると集塵機を接続するのが、正しい使い方の様です。木の粉が殆ど飛び散りません。問題はベルトとの摩擦により、静電気が体にチャージされ、サンダーの金属部分に指が触れると、感電します。サンダーと体を銅線でつないでおくのも対策になるでしょう。てっとり早いのは手袋をすることです。早速フォークを作ってみました。ケヤキを使いました。須田さんのビデオの通り進めます。まずネックの部分を、スキューで挽きます。後はバンドソーで形を作り、最終的にはベルトディスクサンダーで、仕上げます。スプーンも作りましたが、VM120用のロングノーズジョーがないので、上手くくわえることが出来ません。何か工夫したいと思います。
2008年7月4日(金)
エルスワース、サイドグラインド治具
AAWに行った時に買えなかった物を、注文していたが、昨夜遅く到着した。2ピンのドライブセンター、トルメックの砥石、それにサイドグラインド治具です。この治具を試してみました。

アイリッシュグラインドとも呼ばれている、ガウジの両翼を後ろの方まで長く削る研ぎ方が、治具の設定で出来ます。しかし治具の足の角度など、変更するのが面倒なので、エルスワースのサイドグラインド治具を買いました。これはアイリッシュグラインドにしか研げない、足の角度が変更できない物です。1/2インチボウルガウジをこの治具を使って研いだ。エルスワースが使っているのと同じ形になるという。ボウルの内側のシアーカットに威力を発揮しそうです。3枚目の写真の下の物です。
2008年7月3日(木)PartⅡ
ナカトミ、ベルトディスクサンダー BSD-25
須田さんがビデオ撮影の時に、スプーンとかフォークを作るために使っていた、ベルトディスクサンダーです。ベルトの幅が1インチ(25mm)のもので、ベルトの後ろの金具を外すことが出来ます。従ってベルトをたわませることが出来ます。普通のベルトサンダーだと、はじかれてしまうことがあるので、この様にたるむベルトサンダーが必要になります。国内で売っているところが、見つけられませんでしたが、本日やっと見つけました。アメリカでは非常に安く売られていますが、国内では送料、税込で12,880円です。スプーンなども作ってみたいので、購入すべく注文を出しました。

http://www.ficst.co.jp/item/487.html

2008年7月3日(木)
ビデオ撮影
ビデオ撮影を7月2日、予定通り行いました。川口さんはグルーチャックによるボウルの製作と色々なチャックの紹介、山下さんは寄木のペンと山下式携帯型爪楊枝入れ、須田さんはスプーン、ホークの製作です。珍しいプロジェクトなので、DVDは楽しめると思います。すでに菅波さんの撮影は完了しています。残るは井上さんの撮影ですが、7月12日に夢工房大和田分室で行います。夢工房のメンバーさんで時間のある方は、撮影の状況を見て頂くことが出来ます。無料ですが撮影を手伝って頂くこともあります。
2008年7月2日(水)
ビデオ撮影
7月2日(水)は夢工房の大和田分室で応用編DVDの撮影を行います。出演者は須田プロ、山下さん、中級編で講師をされた、川口さんの3人です。川口さんは、最近ウッドターニングを本業にされたので、プロと言ってよいでしょう。国内でトップクラスの技術を持つこの3人の名人、上手がどの様な技を見せてくれるか楽しみです。3人分をまとめて撮影するので、朝早くから始める予定です。ビデオカメラ、三脚などのチェックは完了です。小生は7月1日の夜に大和田に行って、一杯やる予定です。この後7月12日に、ウッドターニングの草分け的存在である、井上さん(プロ)の撮影を行います。この様に上手な人の得意のプロジェクトを満載したDVDが出来ようとしています。撮影が終わった後、DVDの編集作業に入りますが、完成は7月末以降になります。完成次第、販売を開始しますので、ご期待下さい。
2008年7月1日(火)PartⅡ
デジタル重量計
AAWのシンポジウムでは沢山の買い物をして、帰国しましたが、超過荷物で100ドルのペナルティを取られてしまいました。安宿に泊まったためバスルームに体重計がなかったのです。KnottyさんのHPを見ていると、Digital Hanging Scaleというのが紹介されていました。アメリカではこれを24ドルで買えるという。アメリカから買うと送料が高くなるので、国内で売っていないか調べたところ、もちろん売っています。50kgまで測定できるものです。これがあると何かと便利なので、通販で購入しました。アメリカへ行く前に買っておくべきでした。後悔先に立たず!
2008年7月1日(火)
夢工房暑気払い
すでにお知らせしている通り、7月16日に夢工房の暑気払いがあります。満寿家のうなぎが出ます。AAWのシンポジウムの様子を撮影したDVDビデオ(約53分)も上映します。それに先立ちAAWのインスタントギャラリー(AAWのメンバーの作品を並べたところ)の作品の写真を一部公開します。作品は600点以上ありましたが、全部をお見せできません。適当に抽出したものを並べました。下の写真をクリックして下さい。