2008年2月28日(木)
Woodturningという雑誌
ウッドターニングという雑誌(A4サイズ)がイギリスで発行されています。イギリスで買うと£3.45ですが、日本まで送ってもらうと送料込で1冊£5.45≒1,150円ぐらいです。95ページぐらいで、製作記事、道具のテストリポート、技術、テクニックに関すること、連載記事などが乗っています。AAWの会報よりは内容が豊富で面白いです。AAWの会報は会員になると年4回送ってきますが、年会費が$60なので1冊$15≒1,650円相当です。AAWの会員は今年限りにして、今後はこの雑誌を買おうかなとも考えています。毎月発行なので、年間購読をすると1万円以上になります。それよりも英語を読むのに時間がかかるので、時々買うというのが良いかもしれません。注文してから10日間ぐらいで着きました。
2008年2月27日(水)
VL300のインバーター交換
たなつる工房さんのVL300のインバーターが、2台続けて壊れたのは、以前の日記に書いたとおりです。小生の都合で訪問が遅れていましたが、あらかじめ組み立てておいた回路と共に訪問しました。旋盤の回転を止めたとき、主軸がすぐに止まるようにするため、Vicmarcはインバーターに制動抵抗を付けています。下の写真の金色の部品です。これは旋盤に付いていた物を取り外して使いました。リベットで止められていたので、、たなつるさんはボール盤でリベットの頭をつぶして外してくれました。この抵抗はメタルクラッド抵抗と言って、カーボンの抵抗の周りを金属の放熱板で包んだ高価なものです。Vicmarcの旋盤は結構金をかけて、良い部品を使っていると思います。良く壊れるこの富士電機のインバーターも、ベクトル制御の高級品です。V/F制御のインバーターだと、ベクトル制御の物の6〜7割ぐらいの値段で買えますが、木工旋盤には、ベクトル制御のものが適しています。何が良いかと言えば、低速で回して負荷をかけても、トルクが強く、モーターが止まりにくいのです。また停止ボタンを押すと主軸がすぐに止まるのです。グラインダーのようにいつまでも回っていられると、作業がはかどりません。

あらかじめ回路を組んでおいたので、作業は昼食も入れて2時間もかかりませんでした。小生も少々忙しいのですが、たなつるさんには高校の生徒さんがたくさん来ており、先生をやっていました。長居をする理由がないので、早々に帰宅しました。たなつるさんと話が出来れば、面白い情報が入手出来たのですが、それは次回に期待したいと思います。たなつるさんには、もう1台VL300があります。普通のマニアの人のように週末だけ使うのと違って、生徒さんが来て入れ替わり立ち替わりで酷使しているので、3台目もその内壊れるでしょう。
2008年2月26日(火)
インバーターの交換
小生の都合で遅れていた、たなつる工房さんのインバーター交換に行くことになりました。VL300の2台分の交換作業をする必要があります。たなつるさんは現在VL300に付いているスイッチ類は使わず、すべて新設してくれと言うので、木の板の上に回路を組みました。コントロールボックスは、旋盤のベッドの横に取り付けるが、インバーター本体はVL300の台の下に置けるようにしました。この状態だと周りのスペースが十分あるので、インバーターの温度が上がりにくいので好都合です。木の粉がついても、インバーターのファンが回っておれば、電気的には問題ありません。たなつるさんでは問題になりませんが、インバーターを鉄のシールドボックスから出すと、放熱は良くなり、長寿命が期待できますが、一方ラジオなどへの電波妨害が強くなるという問題が出ます。ターニング中にラジオを聞く場合は、ラジオを出来るだけインバーターから離す必要があります。回路には、メーカー推奨どおりリレーを、1個つかいました。VL300のオリジナルの回路では使っていません。リレーを使うことにより、停電後に電気が回復すると、旋盤が勝手に回り出すという問題を回避することができます。
2008年2月25日(月)PartU
夢工房DVDの発送
メールで要求を頂いた方全員に、本日DVDを発送しました。代金の振込がまだの方は、忘れないうちに振込をお願いします。
2008年2月25日(月)
夢工房DVD基礎編発送開始
DVDの発送の準備が完了しました。余計な書き込みをして皆様にご心配をおかけしましたが、当初の予定通り本日、2月25日に発送が出来ます。今回発売を開始したのは、基礎編(夢工房DVD No,2)ですがNo,1の方のご要望もまだあります。DVDの購入希望のメールにはどちらのDVDが必要か、記入をお願いします。両方を購入希望される方も2名居られます。どちらのDVDを購入したいのか分からない方も2名いますので、メールの返事をお願いします。No,1をすでに購入して頂いている方には、当然基礎編の方をお送りします。ヤマト運輸のメール便で送りますので、到着までしばらくお待ち下さい。
2008年2月21日(木)
有難う御座います
母の告別式は23日に決まりました。それ以降は時間が出来ますので、DVDの発送など、可能になります。DVDを購入希望の方は、メールを送っておいて下さい。すぐに返事が出来ないかも知れませんが、必ず対応致しますのでご安心下さい。

またお悔やみと励ましのメールを頂いていますが、個別にご返事が出来ないことをお許し下さい。落ち着きましたら、連絡をさせて頂きます。
2008年2月20日(水)
夢工房DVD基礎編、販売延期のお知らせ
小生の母が昨夜亡くなりました。DVDの販売は2月25日から発送開始するとご案内しておりましたが、一時延期とさせて頂きます。葬式が終わましたら、発送を開始しますが最大で1週間程度遅れると思います。またメールを頂いても当面返事が出来ませんので、この点についてもご了承下さい。大変ご不便をかけますが、宜しくお願いします。
2008年2月20日(水)
垂直旋盤
海外のサイトを見ているとVertilathe(Vertical latheの略と思われる)というのが出ていた。直訳すると垂直旋盤です。写真を見ると電動ボール盤を旋盤代りにするものです。テイルセンター、ツールレストに相当する部品などは付属してきます。$49.95で売られています。普通の旋盤に飽きてしまった人、ツールを縦方向に動かしたい方は、購入されると面白いと思います。小生は水平方向の旋盤をまだ十分使っていないので、今回はパスです。
2008年2月19日(火)
夢工房の仲間で作るDVD基礎編の販売について
大変お待たせしておりましたが、夢工房の仲間が作るDVD(基礎編)の発売日が2月25に決定しました。ディスク2枚組で2,400円、送料200円で合計2,600円になります。また銀行振込みなどの手数料は、購入者負担とさせて頂きます。DVDは2月25日よりヤマト運輸のメール便で送付させて頂きます。注文は小生宛にメールで依頼をして下さい。メールにはDVDの送付先の郵便番号、住所、氏名、電話番号などを記入してください。出来ればウッドターニング歴と使用旋盤も教えて頂けるとありがたいです。メールを頂けば、折り返し代金の振込先を書いた、メールを返信します。購入希望のメールは本日から受け付けますがDVDは25日以降の発送になります。夢工房のメンバーでなくても、販売しますので遠慮なく申し込んで下さい。

DVDの購入希望の方 ⇒ 
テックさん
2008年2月18日(月)
AAW2008年シンポジウム
AAWは毎年ウッドターニングショーをやっています。毎回場所を変えて全米各地で開催されています。今年はリッチモンド/バージニア州で開催されます。ワシントンDCから160kmぐらい南の都市です。西海岸でやってくれると行きやすいのですが、今年は東海岸なので飛行時間が長くなります。しかし1度は行ってみたいと考えていたので、行くことにしました。AAWシンポジウムは6月20日(金)〜22日(日)までですが、1日早く出かけてリッチモンドの市内観光をするつもりです。6月18日成田発、18日リッチモンド着、19日は観光、20日〜22日はAAWシンポジウム参加、23日リッチモンド発、24日成田着というスケジュールです。ニューヨークまで行けば、見るところはたくさんありますが大きな荷物を持って、移動するのが嫌いなので、今回はリッチモンドだけに行くことにします。格安航空券で行くと13〜14万円、ホテル代は5泊で7万円、約20万円ぐらいかかります。AAWのシンポジウム参加費用は、無料ではなく3日間で$240と安くはありません。大きな場所を借りて、デモンストレーターも有名な人を呼ぶので、金はかかると思いますがちょっと高い。食費とか買い物をすることを考えると30万円の出費になってしまうでしょう。しかし毎年行くわけではないので、何とか工面します。行く前にはウッドターニングのDVDを見まくって、耳を慣らすつもりです。
2008年2月17日(日)PartU
インバーターの故障について
たなつる工房さんのVL300のインバーターが2台続けて壊れました。一般的にはこの様な電気製品は、適正な使い方をしておれば半永久的に使えると思っていましたが、違うようです。たなつるさんのVL300は7〜8年前のものと思いますが、FRVという富士電機のインバーターが付いています。このインバーターの取り扱い説明書を見ると冷却ファンは3年、平滑コンデンサーは5年で交換しないといけないと書かれています。これは普通の人は自分で交換することが出来ないので、メーカーに依頼することになります。しかし交換費用が非常に高いので、3年たったら交換するという人は全くいないと思います。つまり壊れるまで使い続けることになります。以前修理をさせて頂いた別のVL300は3年半で壊れたと言っていました。下の表を見るとありうることのようです。一方現行モデルのインバーター、FRNではすべての部品が10年となっています。これは技術の進歩なのか、10年は心配しないで使えるようです。

もう一つの問題はインバーターの放熱です。インバーターの背面にはアルミの放熱板が付いており、それを冷却ファンで冷やしています。インバーターの周りの空気の流れを確保するため、周囲のスペースが規定されています。VL300では12cmもスペースを取っていません。また放熱の悪い小さな密閉箱にインバーターを収納しないで下さいと書かれています。しかしVL300の場合は小さな鉄板の箱の中に入っています。Vicmarcは十分検討してこのようにしていると考えますが、気になるところです。放熱を考えると周りがオープンエアーのところに置くのが一番良いと思います。少々木の粉がかかってもファンが回っておれば問題ありません。心配なら定期的に冷却ファンに付いた木の粉を取るため、エアーで飛ばせば良いと思います。インバーターのような半導体を使った製品の場合、十分放熱をさせて、半導体素子、コンデンサーの温度を低く保つことが、長寿命化につながります。
2008年2月17日(日)
Woodturning Magazine
ウッドターニングの雑誌があって、毎月発行されていることをご存知でしょうか?。もちろん英文ですが、とりあえず数冊買ってみることにしました。送料込で£5.45(約1,200円)です。習熟度別に作品作りなどを紹介しており、道具のテスト、レビュー、ニュースなどウッドターニングに関係することが一通り出ているそうです。世界60カ国のマニアが読んでいるという。AAWの会報の内容に近いものかも知れません。到着したらどんなものか報告します。
2008年2月16日(土)PartU
トンプソンツール発注
トンプソンのツールは先ほど注文を出しました。トンプソンのサイトを見て頂ければ分かりますが、現在ガウジ類はすべて在庫があって、注文出来る状態になっています。しかしスキュー、スクレイパーは在庫がないものがあります。1/2"と1 1/4"のスキューも在庫がないことになっていますが、トンプソン氏が小生のために確保してくれていたので、注文をい頂いたものはすべて入手出来そうです。今回の為替レートは1$=110.50円でした。ネットで為替レートをチェックすると107.80円です。今回は実勢レートとカード会社がくれるレートとの差が少ない方です。日本時間の朝8:30に来たメールでは出荷作業を始めた様なですが、土、日には発送出来ないので、18日月曜日発送になります。到着までしばらくお待ち下さい。

Woodturning Magazineの2007年11月号に出ているトンプソンのツールの評価記事はこちらです。⇒Put it to the test
2008年2月16日(土)
80Grit VS 120Grit
秋葉原に行ったついでにエクステンションチューブという、カメラのレンズとボディの間に入れる、アダプターを買ってきました。通常マクロレンズは1:1までの等倍撮影が出来ます。しかしこれでもツールの刃先を撮影するには、倍率が不足します。十分拡大して撮影するため、このエクステンションチューブが必要になる訳です。これを付けると1.39倍ぐらいまで大きく写せます。トンプソンの1/2インチUボウルガウジを撮影してみました。光の当て方が同じに出来なかったので、上と下ではずいぶん違った印象の絵になっていますが、エッジのバリについては出方の違いが分かっていただけると思います。写真の上にマウスを置くと拡大写真が出てきます。上の写真はトンプソンでシャープニングして、送られてきた状態です。トンプソンでは大量のツールを出来るだけ早くシャープニングする必要があるので、46番の砥石を使ってシャープニングしているそうです。砥石が荒い方が発熱が少ないので、46番を使っている訳です。下はクレノートンのGCホイール、120番のグラインダーでシャープンニングした後のものです。トルメックでシャープニングした顕微鏡写真を見せられたので、湿式のグラインダーが必要かと考えていましたが、この写真を見る限り120番でシャープニングした方はそれほど、バリが出ていません。グラインダーを反対に回しもやりましたが、大きな差無いようですが、これはもう少し検証をする必要があります。120番の結果を見ると、やはり180番か220番でやるとどうなるのかやってみたくなります。この120番のGC砥石は非常に発熱の少ない砥石です。120番でもガウジの先が少し温かくなる程度です。指で問題なく触れます。使った経験ではSGとかWAの方が発熱すると思います。
2008年2月15日(金)
夢工房の仲間で作るDVD基礎編
かなり時間がかかりましたが、DVDの編集作業はほぼ終了し、現在は内容について仲間のチェックを受けているところです。OKを頂ければこれで発売することになります。収録時間は約4時間30分です。DVD2枚にやっと入るサイズです。今回から新しいビデオカメラを使っています。当たり前かも知れませんが、画質は前回のビデオより良くなっています。画質だけを追求する場合は、ハイビジョンカメラを使えば良いのですが、残念ながらこれを再生出来るプレーヤーは、まだあまり普及していません。従って画質は、普通のアナログテレビより良い、720x480のDVDグレードです。コンポーネント出力のあるDVDプレーヤーとハイビジョンテレビをお持ちでしたら、画質は普通のテレビにつなぐより綺麗です。DVDは基礎編ですので、かなり丁寧に、細かく説明しています。価格は2枚セットで2,400円(送料別途)になります。1枚だけの販売は出来ませんので、あらかじめご了承下さい。基礎編ということですが、シャープニングについては中、上級者でも参考になる内容です。上級者でも治具を使ってシャープニングをされている方には、参考になると思います。DVDは2枚入るケースに入れて、郵送することになっています。ケースのジャケットの印刷は、来週出来上がる予定です。従って来週後半には発売開始できそうです。ご期待下さい。
2008年2月13日(水)
Deep Hollowing Tool
Deep Hollowing Tool これはどの様に和訳すれば良いのか?小生の友人に和訳の仕事をしている人が居るので質問してみた。英文を読んで書いてあることは全部分かるのだが、和訳すると妙な日本語になる。どうすれば普通の日本語に出来るのか?彼の答は、まず英文を直訳する。その和訳は非常に長くなっているはずである。日本語の適当な単語に置き換えることが出来ていないので、文章が長くなるという。そう言われると小生はA4、4ページの文章を訳すと、5〜6ページになってしまう。どうすれば短く出来るか?それは直訳が終わった時点で、英文を全部忘れて、日本語だけを読んで普通の文章に直すしかないという。国語力の問題なのかどうもうまくゆかない。前置きは長くなったが、深い穴を掘る場合はガウジでは出来ない。クラフトサプライのカタログには5/8インチの太いガウジでも、ツールレストから10cm以上飛び出してはならないとあります。もっと深い穴をあける場合は、この深い穴掘り道具が必要です。ターニングを始めた頃に、18cmぐらいまで掘れるボッシュのツールを買いました。しかし最近クラフトサプライは、在庫一掃セールの後、このツールの取り扱いをやめました。交換用の刃先の入手が出来なくなってしまいました。それでネットで検索して、ボッシュのサイトを見つけました。刃先も道具も海外に発送出来るようなので、早速交換用の刃先を5個購入した。この刃先だけ注文しましたが、軽いので、送料は大したことがありませんでした。
2008年2月12日(火)
VL300インバーターの故障
たなつる工房さんのVL300用の新しいインバーターが、到着したというので、交換のため行ってきました。片道3時間半かかりますが、電車の中では本を読んだり、ワンセグのテレビを見たり出来るので時間はつぶせます。何より良いのはビールを飲めることです。インバーターに話を戻しますと、前回行ったとき、壊れたVL300とは別のVL300で一時問題があったが、その時は解決したと言っておられた。しかしその後まったく使えなくなったという。OC1という加速時過電流というエラーが出ていました。モーターの配線を外しても、エラーは出るので、インバーターの故障と判断しました。新しいインバーターがあるので、取り付けると回るようになった。従ってインバーターはもう一台購入する必要があります。また入力の電源スイッチが単相用なので、三相は切ることが出来ません。これも頭に入っておらず交換が必要です。それとVL300のスイッチ類の配線は旋盤の下に頭を入れないと、いじれません。交換作業中に誤って線を切ってしまいました。小生が苦戦しているのでたなつるさんから助け舟が出ました。スイッチ類はVL300に付いているものを使わず、新しいスイッチボックスを付けてくれればそれでよい。その方が今後のメンテナンスも楽と考えられたのでしょう。それで2台分のスイッチ類とスイッチボックスを秋葉原で購入してから、また訪問することになった。とりあえず1台はバラック状態で回るようになったが使いにくい。出来るだけ早く対応したいが、夢工房のDVDの編集が終わってからで良いということだった。DVDを早く仕上げないといけないが、そちらも少し苦戦しています。
2008年2月11日(月)
Veritas Skew Grinding Jig
手持ちのアランレイサーのスキューは、刃先が丸くなっています。刃先が丸い物は、ワンウェイの治具では研げないので、フリーハンドで研いでいました。切れることはきれるのですが、ベベル面が汚いのが難点でした。先日の夢工房のDVD撮影の時、川口さんのスキューを見て驚いた。非常にきれいに研いでありました。DVDの中でも少し説明がありますが、Veritas(バリタス)と言うところが治具を出しており、スキューの先を丸く研げるそうです。それでDVDを撮影した翌日に、注文しておいたのですが本日到着しました。DVDの編集で忙しいのですが、どうしても試してみたくなり、グラインダーに向かいました。治具の裏側には1/4インチのピンが出ています。これをグラインダーのテーブルに穴を空けて取り付けます。バリタスでは専用のテーブルも販売していますが、小生の場合はワンウェイのテーブルに木の板を張り付けてかさ上げしてあるので、簡単に穴をあけることが出来ます。従って専用のテーブルは買いませんでした。治具にスキューを取り付け締め付けネジで固定します。治具から刃先が飛び出す量で、曲率が変わります。川口さんは60mmでやっておられるそうだが、小生は少し長目、80mmに設定した。早速やってみたがきれいに研げます。しかしバリがかなり出ているので、120グリッドの砥石でもホーニングが必要でした。グラインダーの逆回しを早く試す必要があります。
2008年2月10日(日)
夢工房の仲間たちが作るDVD(基礎編)
夢工房が作るDVDの第二弾です。2月2日に撮影は終わっているのですが、小生のチョンボで撮影ミスがあり、本日講師の川口さんにご足労願い再撮影を行ないました。同時に編集作業にも参加して頂き、かなり自信のあるDVDが出来そうです。DVDは初心者に分かりやすいように丁寧に説明をしたので、今回はディスクが2枚になってしまいました。収録時間は2枚で4時間30分ぐらいになります。ディスクの内容は、下の写真の上にマウスを置いて頂くと見えると思います。1枚目のディスクは16のチャプター(章)に分かれており、2枚目は9チャプターです。これらの内容を見て頂ければ、まだサンディング、仕上げ、集塵、バンドソーの使い方などについて説明されていないのが、分かると思います。つまり今回の分だけでは、初心者用に完結していないので、さらにもう1枚、基礎編(PartV)を追加する予定です。回のDVDの内容ですが、初心者用と言っていますが、中級者でも十分見る価値のある内容になっています。実際夢工房のメンバーで手伝いに来ていた、中上級者が説明に感心していました。小生(自称中級者)もえ!と思うところがかなりありました。特に治具を使ったシャープニングについて、ここまで詳しく説明しているDVDは海外の物にもありません。もちろん言語は日本語で収録していますので、英語のDVDと違って完璧にご理解頂けると思います。DVDの完成は2月23日頃を予定しています。価格などについては、前回は借りものだったビデオカメラを購入したことなどあり、またディスクが2枚になったので、値上げをさせて頂きます。詳細が決まり次第また報告させて頂きます。ご期待下さい!
2008年2月9日(土)
連動遅延コンセント
連動遅延コンセントというのがあります。どの様なものかというと、3つあるコンセントの上に、パワーツールを接続、下の2つには集塵機などを差します。この状態でパワーツールの電源を入れると連動して集塵機の電源が入ります。パワーツールの電源を切ると、2〜3秒遅れて集塵機の電源が切れます。従って木くずなどは、吸い残しが出ません。下のものはアメリカで$20で売っていたものを買いました。120V、15Aまでの電動工具を接続できるので、デルタの1馬力のベルトディスクサンダーと900Wの業務用の掃除機を接続して使っています。原理的にはパワーツールの電源を入れると、電流を検出してリレーのスイッチが入るようになっています。パソコン用の物で同じものがありますが、扱える電力が500Wまでなので、木工用には使えません。もう一台このコンセントが欲しくなったのですが、アメリカで売っているサイトを見つけることが出来ません。困ったなと思っていたら、チャッピーさんという方のサイトで、この遅延回路基盤の作ると面倒な部分を無料で譲って頂けるという企画を発見しました。早速申込みをして、受け付けて頂きました。もちろん送料は負担する必要があります。またこの無料で送っていただける回路基盤だけでは、連動遅延コンセントは完成しませんが、一番面倒なところを無料で入手できるので喜んでいます。しかも使用するSSR(ソリッドステートリレー)を大容量のものにすれば、大型の集塵機(2馬力、3馬力)も電動工具のON-OFFで自動的にスイッチを入れることが出来ます。基盤が到着したら出来るだけ小型のものを作ろうと考えています。
2008年2月8日(金)PartU
トンプソンツールの生産状況
ダグに確認しましたところ、スクライパーとスキュー以外の生産は、順調に行っている。2月15日に完成予定で、出荷は2月18日(月)になるという。注文する予定のものでは、1/2インチスキューのみ在庫がない状況になるが、1/2スクライパーをスキューの形にシャープニングして、スクライパーの値段で出荷してくれるという。従って注文して頂いたものはすべて出荷できることになります。今までの経験から、商品の小生宅到着は2月23日頃になります。エクスパック500(送料500円)で送れるものは、エクスパックで、大きい物(58V,58U)については宅急便で送ります。ハンドルでも作りながら、今しばらくお待ちください。ハンドルの作り方はRon Mckinleyを見て下さい。
Order No, Item Price Q'ty Total Status
38S Spindle Gouge - 3/8" $35 4 $140
38D Detail Gouge - 3/8" $35 1 $35 sold out
38SD Shallow Detail Gouge - 3/8" $35 1 $35
38U 3/8U shape bowl gouge $40 2 $80
38V V-shaped Bowl Gouge - 3/8 $40 1 $40
716D Detail Gouge - 7/16" $40 1 $40
12S Spindle Gouge - 1/2" $45 2 $90 sold out
12D Detail Gouge - 1/2" $45 2 $90
12SD Shallow Detail Gouge - 1/2" $45 1 $45
12V V-shaped Bowl Gouge - 1/2 $50 3 $150 sold out
12U 1/2U shape bowl gouge $50 1 $50
12SC Scraper 1/2" $50 1 $50
12SK Skew 1/2" $60 1 $60 sold out
58U 5/8U shape bowl gouge $70 1 $70
1SK Skew 1" width $80 2 $160
58V V-shaped Bowl Gouge - 5/8 $70 2 $140 sold out
58D Detail Gouge - 5/8" $60 1 $60
Grand Total 27 $1,335
2008年2月8日(金)
Wet or Dry
英国のWoodturningという雑誌のNO,70に出ている記事が、TORMEKのサイトに出ていた。
トルメックの湿式のグラインダーに興味を持ったのは、たなつるさんがグレーザー用に常用されていることを聞き、また夢工房のDVD撮影で川口さんの説明を聞いてからです。雑誌の記事はトルメックの宣伝資料ではないかと思うぐらい、湿式が有利と書かれています。しかし顕微鏡写真を見せられると、納得してしまいます。概略、記事の内容を紹介します。
@は#80でガウジをシャープニングしたものです。写真が分かりずらいのですが、研磨面の反対側にバリが強烈に出ています。写真はフルート側から撮られています。
Aはトルメック、#220でガウジを研いでいます。砥石が刃先から逃げていく方向に回しているので、まったくバリが出ない。これは滋賀のIプロが乾式のグラインダーを反対に回して使っておられます。(具体的にはグラインダーの前を後ろにして置いている)Iプロはこの資料を読まれたのではなく、長年の経験で分かっていたのだと思います。小生はインバーターを使っているので砥石の逆回転はすぐに出来ますが、砥石を固定するネジがゆるむ方向になります。逆転させる場合は何らかの対策が必要です。
Bは#80でスキューチゼルを研磨した写真です。
CはBをスリップストーンでホーニングしたものですが、バリを折り曲げるだけになったり、バリの根っこが残り、刃先が鈍くなっているそうです。
Dはトルメックで研いだ後ホーニングレザーで仕上げたものです。写真を見る限り完璧な結果です。

記事では砥石が濡れているのがなぜ良いかは、刃物が過熱しないと言っているだけで、あまり納得できない。トルメックは90RPMの非常に低速で回っているので、濡れていなくてもOKと思われる。濡れているので、粉塵の問題は出ないのはメリットの一つだと思います。バリが出ないのは#220を使っていることと、砥石の回転方向がその理由だとすれば、砥石だけを買って乾式でやってみたくなった。#220の砥石で適当なものがないので、トルメックの砥石の穴径が今使っている、グラインダーの穴に合うかどうか調べているところです。
2008年2月7日(木)
木工旋盤
夢工房の仲間たちが作るDVD(基礎編)の収録のため、夢工房の大和田分室へ行きましたら、新しいVicmarcのVL175SHが置いてあった。一目みるなり、ベッドが非常に太く頑丈だが、一方ヘッドストックは非常に小さい。少しアンバランスな感じです。36cmの直径以下の物を挽けることになっているが、ベッドだけ見ると40cm以上挽けてもおかしくない。Vicmarcの場合はこの機種の上位モデルとしてVL200があるので、VL200と同じ40cmに出来なかったのだと思います。トヨタと同じです。NOVAのDVR XPは40cmまで挽けますが、このVL175SHの方がしっかりしていて、安心感があります。ヘッドが回転するので、40cmまで挽ければ、小型旋盤から乗り換える人には、一押しの旋盤になります。値段はウッドターニング上手さんから買うと45万円です。というか残念ながら日本では他に供給する販売店がありません。ウッドターニング上手さんの方は45万円は高いので、JWL1642という40cmまで挽ける旋盤を24万円で売り出しています。確かに値段は魅力的ですが、現物を見たことがないので何とも言えない。夢工房に来る初心者はVL200とかVL300しか見たことがなく、これが良いという先入観を持っておられる。JWL1642が良いならもっと宣伝をして頂く必要がある。例えば夢工房に1台置かせてもらうとか、、、、

夢工房の前回のDVDの編集と郵送を担当させて頂いたので、初心者の方から、旋盤は何を買ったらいいかよく聞かれます。小生もナカトミのWT-300でスタートしました。ターニングを教えてもらった、川口さんからなぜそんな物を買ったかと怒られましたが、工房が2階なので大きなものが入らないと言い訳をしました。川口さんの忠告が的中で、その後すぐにDVR-3000に買い替え、現在はVL300です。富山県の方は、WT-300ではなくその下位モデルのWT-100を購入されました。千葉の銚子の方はWT-300ですが、ドライブセンターとテイルセンターが数ミリずれているそうです。少なくともこれが合っていて、廉価な旋盤は何ですかと聞かれたので、JETMINIを勧めました。国内ではウッドターニング上手さんでペンタという名前で売っているものです。これは直径25cmまでですが、ベッドもしっかりしていて、無段変速なので、これをお勧めしたところ、その方はこれを買うことを決められました。値段は58,400円?DVDの販売で初心者の方からメールで質問を、沢山頂きます。人に何か教えるときは、自分も勉強する必要があるので、有難いことだと思っています。
2008年2月6日(水)
輸入代行再開
DVDの編集作業中で、大変忙しい状況です。完成するまでは、旋盤を回すことが出来ません。このサイトの更新もしっかりできないかも知れません。お見苦しい内容になるかも知れませんが、毎日更新は続けるつもりです。

輸入代行ですが、現在トンプソンのツールに限定していますが、トンプソン以外の物も、お願いしたいという方が、何人かおられます。どうしてもと言われると断りきれないので、受けておりますが、手間暇がかかります。3%ぐらいの手数料ではやっておれないので、今後海外へ注文を出す分から、手数料を10%に上げさせて頂きます。今までは、商品代金+送料の3%を頂いておりましたが、今後は商品代金の10%とさせて頂きます。2月15日に注文を出す予定のトンプソンのツールも、手数料が上がります。手数料が上がるなら、注文は不要という方は、メールでその旨連絡をお願いします。クラフトサプライ、ウッドクラフトなども同様に手数料を上げさせて頂いて、輸入代行を再開します。
2008年2月5日(火)
バリタス、シャープニング治具
夢工房のDVD撮影の時、川口さんが紹介されていた治具です。スキューの刃先をまっすぐではなく曲率を持たせてシャープニングする治具です。この治具はワンウェイのプラットホームなどに1/4インチ(6.4mm)の穴をあけてそこにこの治具のピンを差して、左右に振って研磨します。専用のプラットホームも売っていますが、ワンウェイのプラットホームに木の台を取り付け、その木の台に穴をあけて使う方法もあります。スキューの曲率を変更するには、治具から出す刃先の長さを変えます。フリーハンドでシャープニングをしていましたが、ベベルが汚いので、このツールを買うつもりです。WoodCraftで$26.99です。
2008年2月4日(月)
V15
夢工房で初心者用というか、基礎編のDVDの制作を進めており昨日撮影をしました。下の写真のツールは講師の川口さんがビデオ撮影用に持ってきた物です。小生も沢山持っていると思ったが、この人には負ける。写真のものは全部ではなくほんの一部です。非常に高価なグレーザーの刃物が並んでいるのがわかるでしょうか?赤いハンドルがV10です。トンプソンが安価に売っている物と同じ材料です。たなつる工房へ先日行ったとき、トンプソンのガウジを1本持っていきました。たなつるさんは、グレーザーの刃物をたくさん持っておられ、プロなので使用頻度が高い。小生が持参したトンプソンのガウジを試してもらったが、5分もしないうちに、グレーザーと同じだという判断をされました。小生だと5分ぐらい使っても、よく分かりませんが、たなつる工房さんには簡単にわかるようです。早速5/8インチを3本注文されました。赤いハンドルの手前の黒いハンドルのものがグレーザーのV15でV10よりさらに長切れする。川口さんによると切れ味が全く違うという。グレーザーのものは、現物を入手しにくいので、トンプソンで作らないのか聞いてみた。返事はすぐに来ました。V10より熱処理の条件だしが3倍難しく安定して生産できない。うまく行かないと当然V15の性能が出ない。そこで別のV10より良い材料を試しているところだが、時間がなくてなかなか進んでいないそうです。あまり注文しない方が、彼が新しいスチールの開発に専念出来る様です。
2008年2月3日(日)PartU
夢工房2月度月例会開催
夢工房の月例会の日程が決まりました。詳細は下記の通りです。場所は夢工房浦和です。大和田分室ではありませんので、間違えないようにお願いします。夢工房浦和への行き方は、夢工房のサイトのご案内の一番下に地図が出ています。


平成20年夢工房月例会のお知らせ

皆様お元気でウッドターニングを楽しんでおられる事と思います。本年初めての月例会ですので、何かときめきのある話題で、、、と思いましたが、思い浮かびません。皆様の元気な顔を見れればと思い、目新しいものはありませんが月例会を下記の通り開催させて頂きます。ご参加のほど宜しくお願いします。

日時:平成20年2月23日(土)
時間:午前9:30集合
会費:1,500円(材料代を含む)
課題:下記のいずれか1点の作品作り
  (1)偏芯治具を使用したお香台セット
  (2)レシプロソーの刃を使用したバンカキ刃物作り
  (3)2ケのボールを合わせた壷の製作(底にサイン入り)

〆切:平成20年2月19日までに下記まで申し込んでください。
    申込先⇒
夢工房

お知らせ:当日DVDの編集が間に合えば、夢工房の仲間たちが作るDVD(基礎編)のテレビ放映を致します。
2008年2月3日(日)
夢工房の仲間達が作るDVD(基礎編)
夢工房の仲間たちが作るDVD(基礎編)の撮影を行ないました。講師はysiteの川口さんです。ウッドターニング教室で、個人レッスンをやっておられるので、初心者がよくやる間違い、疑問点などを熟知されている方です。説明は非常に、詳細で論理的です。小生は自称中級者ですが、シャープニングについて知らないことが沢山ありました。英語のDVDでもこれほどのものは中々ありません。内容については、今回収録できなかった部分があります。小生が担当した集塵についての説明も、割愛されました。基礎編(PartU)で収録されることになるでしょう。今回のDVDは詳細に説明されているので、DVD1枚に収まらない可能性が大です。ビデオの編集作業を始めていないので、正確なことは言えませんが、DVDは2枚以上になる予定です。内容は概略下記の通りです。

1、木工旋盤 始める前の知識
 メガネ、服装、旋盤及び道具類の説明
2、正しいグラインダーの使い方
 治具のセットの仕方、マーカーを塗った方法
3、刃物(6本セット)の研ぎ方
 刃物の種類の説明とその研ぎ方(治具を使用)
4、6本セットの基本的な使い方
 刃物別に正しい使い方を詳細に説明

完成しましたら、このサイトで紹介させて頂きます。ご期待下さい。
2008年2月2日(土)
ハンドルの製作
ンプソンのツール52本は、本日注文された方々へ発送した。これで一安心ですが、自分の分もあります。ハンドルを取り付ける必要があるので、早速買ってあったタモの集成材を使って作った。割れ止めの口金はこれまた、LeeVallayから購入してあった物を使いました。タモの丸棒をチャックで加えて、一番最初に刃物を差す穴をドリルで開けました。この方が真中に穴を開けることができます。穴を開けたあと、ワンウェイのリボルビングセンターで押しながら、形を作っていきます。アランランサーのスキューを使いましたが、まさにこのハンドルの製作の為にあるようなツールです。バーニングで黒い線を入れて完成です。

トンプソンのツールは小生が大量注文したこともあり、在庫切れのものが出ています。トンプソン氏からメールが来て、現在残業をして、一生懸命作っているところだそうです。ガウジの溝掘りは2月9日までに完了、その後熱処理に出して、2月15日に完成するという。それ以降は、どれでも注文できるようになるそうです。現在14本の注文を頼まれているが、在庫切れで10本しか注文出来ない。2月15日まで発注を控える予定です。
2008年2月1日(金)
VL300インバーターの故障
茨城県高萩市のたなつる工房さんへ行ってきました。VL300のモーターが回らなくなったというのです。木工旋盤の故障で一番多いのがインバーターの故障だと思います。インバーターの表示画面を見る限り、問題ないようだがどうしても回らない。運転、停止、正転、逆転などの外部のスイッチから、インバーターのタッチパネルに操作を切り替えたが、回らない。インバーターの故障に違いないが、念のためメーカーに電話をして症状を伝えた。メーカーの見解もインバーターの故障だというので、新しいインバーターを購入するようたなつる工房さんに伝えた。たなつるさんでは工房というより、工場のような建屋でターニングをされており、当然三相の動力電源が来ている。なぜかわからないが、インバーターの値段は入力電源電圧が単相200Vのものの方が三相200V入力より高くなっています。
             定価      ネット販売価格
三相200V入力   99,800円     31,900円
単相200V入力  132,000円     42,200円

上記のようにインバーターの値段は三相入力の物の方が安くなっています。たなつるさんでは、三相入力のインバーターを購入することになりました。インバーターが到着したら、交換のため再度訪問する予定です。片道3時間半かかるのがちょっと問題です。
 
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