蛇と十字架
予約してあったレストランが手違いで準備されていなかったので、ランチの場所はマダバのホテルに変更になった。
ギリシア正教会の聖ジョージ教会正面です。ネボ山から車で15分も南東に走れば、マダバという小さな街に着きます。ヨルダンの首都アンマンの南南西30キロほどのところです。ヨルダンはイスラム教徒が9割の国ですが、この町はキリスト教徒の街です。そして、マダバは小さな街ですが、歴史的には見逃すことのできない1点の作品があります。それは、世界最古といわれる<エルサレムを含むパレスチナの地図がモザイク画として残されていることです。聖ジョージ教会の床に画かれています。
教会の庭でひときわ目を引くのがこのモニュメント。悪魔の化身であるヘビを、モーゼが雷鳴を呼ぶ杖で打ち破った故事を表現したものだそうです。
ホテルに到着する頃には真っ暗になっていました。18:35です。
ネボ山の教会入り口には最近できたばかりの記念碑があります。これは、2000年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が訪れたしるしです。記念碑下方には、UNUS DEUS PATER OMNIUM SUPER OMNES「一つの神、万民の父が、万民の上にいます」と書かれています。
ヨハネ・パウロ2世の記念碑
午後はバスでアカバまでひたすら走ります。途中トイレ休憩でお土産物屋さんに立ち寄ります。
ネボ山(ピスガの頂)からは死海、ヨルダン川、イスラエル側の西岸世界最古の町エリコならびにエルサレムの町まで、眼下に見ることができるらしいが、霞んで当日は良く見えなかった。
モザイク
真っ先にやってきたところがネボ山です。ここは旧約聖書で登場するモーゼゆかりの場所です。この地でモーゼが亡くなりました。120歳!だったようです。モーゼは「約束の地」に到着することはできず、その目の前で亡くなったのです。
ネボ山はアンマンの南西30キロほどの所にあります。アンマン国際空港を出発し、アンマン市内には立ち寄らず、直接ここにやってきました。空港からネボ山まで、バスで1時間足らずです。