アオコの湖
アオコはプランクトンの増殖によって発生し、拡大します。湖面に緑茶の粉
ををまいたように見えたり、ペンキをどろっと流したように見えたり。これほど
の広範囲なアオコは見たことがありません。不気味な現象です。
ウロス島
ウロス島は土の島ではありません。トトラと呼ばれるサトウキビに似た葦
を積み重ねたチチカカ湖の浮島群の総称なのです。浮島は約40。広さ10
畳ほどしかない超ミニの島から300人が住む島まで様々。大きな島には畑
や学校、教会もあります。島の住人はインディヘナ。トトラの葦舟で魚を捕
り、ささやかな農作物を栽培して生計を立てています。人気の島では観光
客が落とす現金収入が大きなウエートを占めます。
カラチ天日干し(左)
フナに似た小魚を干していました。カラチという魚でもっとも漁が多いそうです。小さな器に数匹。こちらは観光客へのサンプルのつもりでしょうか。ペヘレイ、トゥルチャなどという魚も獲れます。ペヘレイはどこかで食べた記憶があります。白身で淡泊な味でした。
日本の歌
トトラの家の隣に建つのは薄い板を
張り付けた木造の学校。「咲いた、咲
いた、チューリップの花が…」。元気な
歌声が流れてきました。日本語の歌
詞は途中から怪しくなり、曲もかなりア
レンジされていました。健気な子供た
ちに拍手。
トトラの舟
トトラの舟(バルサ)2艘に分乗して4家族が住んでいるチュミ島へ移動。
船首に飾り
ゆらゆらと進むバルサ。船首にジャガーの顔をイメージした飾りを付けています。
深夜にホテルに到着。ベッドが3つあって非常に広い部屋です。
ここでも楽団がいて音楽を聞かせてくれる。
リマまで841kmある。
リマに着くと飲みかけのペットボトルはぺしゃんこになっていた。これはプーノ(標高3812m)とリマ(標高数十m)の気圧の差によるものです。人間はなぜ大丈夫なのだろうか?
リマ到着後市内のレストランで夕食をとった。この後まだ大移動が残っている。