これは斜面の角度を自由に設定できる台です。色々な刃物のシャープニングに使えます。カンナの刃とかスクライパーのシャープニングが出来そうです。カンナのはをやってみました。父の形見のカンナですが、今まで研いだことがありません。砥いでから試してみましたが、切れるカンナは非常に便利な道具であることが理解できました。
斧用ですが、斧がないので試すことが出来ません。
これはナイフとか包丁用の治具です。2つありますが、薄くて曲がり易い物は幅の広い治具を使います。台所から包丁を持ってきてやってみました。ツールレストに沿わせて治具を左右に動かします。問題なく砥ぐことが出来ました。
Made in Germany、ドイツ製であることを明記しています。2008年製です。モーターは60Hzで1725RPMです。50Hzで使うと1438RPMになります。砥石の回転数は60Hzで90RPMですが、50Hzだと75RPMになります。これを補正するには、モーターのシャフトにテープでも巻いて太くすると補正が出来ます。試してみたいと思います。
これはストーングレーダーと呼ばれる、砥石に付いた金属のカスなどを取り去るための砥石です。砥石は2種類の粗さの物が接着されており、細かい方は1,000グリッド、粗い方が220グリッドです。この細かい方でグラインダーの砥石面をこすると、一時的に1,000グリッドにすることが出来ると言います。砥石面にこびりついた金属の粉を奇麗に落とすことが出来ます。
グラインダー本体に付属の治具です。これはかなり使いやすく、良い治具だと思います。ノミをやりましたが、こちらでやった方が上手くゆきます。2枚の板にツールを挟んで固定します。この状態で左右に動かすことが出来ます。
グリズリーのグラインダーがやっと到着しました。3種類あるアクセサリーキットを一緒に頼んでいましたが、これらの在庫がなく出荷が遅れていました。3か月待ちで到着しましたが、箱を見てびっくり。本体よりもアクセサリーの箱が大きいのです。価格はトルメックを買った場合に比べ$435(約4万3千円)ぐらい安く買えました。アクセサリーの価格はTormekもGrizzlyもあまり変わりません。本体のグラインダーの価格差が4万円以上するということです。送料などを含めた費用は下記の通りです。
手押しカンナ、自動カンナなどの刃の長い物を砥ぐための治具です。値段もグラインダー本体と同じぐらいで、トルメックの治具より優れているというだけのことはあります。かなり大きく本体に2本のポストで取り付けただけでは安定しないので、外側に足が1本付きます。6個あるノブを緩めて長いブレードを取り付けます。レールが付いており砥石の上を幅40cmまで動かすことが出来ます。つまり40cmの幅のブレードを砥ぐことが出来ます。小生の持っている自動カンナは13インチ(33cm)なので問題なく対応します。その自動カンナの刃を研いでみました。
砥石は220グリッドで、サイズは直径25cm、幅5cmです。レザーのホーニング用のホイールは直径20cm、幅3cmです。
組み立ては簡単で砥石を取り付けるだけです。水をトレイに入れると砥石が水を吸収していきます。かなり吸いますので、水のおかわりが必要です。砥石の偏芯は殆どありませんが、まずダイヤモンドドレッサーで砥石面を平らにします。
型番 | 項目 | 価格 |
T10010 | Wet Grinder kit | $169.95 |
T10024 | Accessary kit #2 | $49.95 |
T100025 | Blade Jig 16" | $159.95 |
T10023 | Accessary kit #1 | $64.95 |
TT-50 | Dressing Tool | $75.99 |
送料 | $228.86 | |
合計 | $749.65 |
ホーニング用のコンパウンドです。左がGrizzlyのものです。右は以前買ったTormekのものですが、当然チューブに入ったTormekの方が使いやすい。
ブレードが傾いていると外部の足の高さを調整してブレードが砥石面に平行になるようにします。
下の小さいノブは左右に動かす幅を決めるストッパーです。ブレードを砥石の上から落とさないようにする為の物です。
円形の治具は平ノミと角ノミ共通です。ノブなどを交換することで使い分けます。下の左の写真が平ノミ用です。角ノミ用は右になります。角ノミを持っていないので、平ノミの組み立て状態にしておきます。平ノミをやってみましたが、これはグラインダーに標準で付属する治具の方がやり易いと思います。この治具は小生の場合は不要でした。
はさみ用です。ベベルにマジックインキを塗って、砥石との接触状況をチェックしました。2本のレールに治具を押しつけて左右に動かします。これも問題なく出来ます。
この治具はGrizzlyでは売っていないので、トルメックの物を買いました。砥石の凹んだところにこのダイヤモンドのドレッサーの先を置きます。左右のノブを回すとドレッサーの先が左右に動きます。非常に簡単に砥石を平らにすることが出来ます。
今回Grizzlyのグラインダーを1日使ってみて感じたことは、Knottyさんのサイトにある通り、トルメックでなくても十分に使える。長い自動カンナの刃を砥ぐ治具は、トルメックよりGrizzlyが優れているということが分かりました。価格から言えばGrizzlyがお勧めですが、アメリカから購入するには、クレジットカードの問題があるので購入が難しい。今回はアメリカに居る知り合いに買ってもらったので、問題なく購入できましたが、アメリカに知り合いがいないと難しい。しかし国内では滋賀ナイスさんがこのGrizzlyのグラインダーを販売しています。アクセサリーキット#2が付いて、33,800円です。本体はここから買ってアクセサリー、治具は、アメリカのWoodcraftなどの販売店から、トルメックの物を購入する。アクセサリー関係はトルメックもGrizzlyも値段はあまり変わりません。他にもGrizzlyを買った人が居ますので、そちらのサイトも参考にしてください。
グラインダーの裏側です。120V、200Wのモーターが付いています。モーターの軸でゴムを貼ったホイールを回転させています。これはTormekと同じです。