2013年4月26日

可変長ハンドルの製作

口金の内径を測って口金側の寸法をだしパーティングツールでカットします。延長側は回転センターのおへそ跡が出来ますが、ベルトサンダーで仕上げました。

プラグアンカーを挿入できました。木の面より少し内側に入るようボルトを取り付けて叩きました。延長部分はチャックから外して、本体の方にねじ込んで挽いていきます。

JWAの教室に初心者の方が作って持ってきた長さを変えることが出来るハンドルを作ってみました。ボルト、ナットは何を使うか?ホームセンターへ行って物色していると、プラグアンカーというものを見つけた。M10のボルトをねじ込むことが出来ます。バイトを取り付ける本体に長いボルトを挿入、延長部分にこのプラグアンカーを使うことにします。ちなみにこのプラグアンカーは1個21円でした。

完成

下の写真は別々に撮影したものを合成しています。本体のハンドルは1本しかありません。

延長部分の製作

延長部分のハンドルをチャックに取り付けプラグアンカーを挿入する穴をあけます。プラグアンカーと同じ径のドリルが無かったので、スキューで少し穴径を拡大させました。そして瞬間接着剤を塗ってプラグアンカーを叩き込みました。もちろん旋盤の上で叩くと旋盤のベアリングが壊れるので、床に置いてやりました。

バイトの穴の反対側にボルト用の穴をあける必要があるので、つかみしろの分だけ深い穴をあけます。右下の写真ではバイト用の穴のあいた側をチャックでつかんでいます。鉛筆の印のところが、口金の先端になります。カップジョーでつかむ予定が、直径が小さすぎてつかめません。標準のチャックでつかんだのでつかみしろが余ってしまいました。

まず既存のバイトを参考に柄の長さを決めます。短い方の延長ハンドルを取り付けた場合は、見本のバイトより短くなるようにして、長い延長ハンドルでは、見本より長くなるようにしました。そして角材の長さを決めた後、カップジョーの付いたチャックで角材をくわえました。そしてバイトを挿入する穴をあけます。

ラフィングガウジで粗挽きした後、スキューで仕上げていきます。

M10のボルトを挿入する少し小さめの穴をあけます。そしてM10のボルトに瞬間接着剤を付けて叩き込みます。ボルトの長さは12cmぐらいです。これぐらい長いと回ってしまうことはないでしょう。

製作開始

両方の端面が直角になっているとねじ込んだ時に隙間が出来ません。成功です。

長い方の延長ハンドルが出来たら短い方をやります。本体と先に挽いた延長ハンドル部との間に段が出来ないよう、挽くのは延長部分だけにします。最後にサンドペーパーをかけますが、本体の径が少し小さくなるので、長い方もサンドペーパーをかけ直します。