2013年4月1日
二重輪郭の壺とはどんなものか?まず最初にその形をお見せします。中心の壺の周りにドーナッツ状の板がついたものです。色の違う2種類の木を使っています。壺ですが真ん中の黒い部分は細いのでガラス管を入れて、一輪挿しとして使えるようにしました。しかしあまり実用的ではなく飾りとして部屋に置くのが本来の使い方でしょう。それでは作り方を紹介していきましょう。
形が出来あがったらサンドペーパーをかけガラス管の穴をあけます。パーティングツールでつかみしろを切り離して、底はベルトサンダーで修正しました。
完成
輪をすべて挿入したら外側の形を挽いていきます。
下側の芯材に、上部を接着します。芯が出るようガウジで挽き形を作ります。
上部にも輪をはめていきます。
底板を作ります。芯材に底板を接着します。
底板にチャックのつかみしろを取り付けます。チャックでつかむ部分も作って完了です。この部分をつかみ直します。
心材に直角に取り付けるため、真空チャックで押しました。はみ出した接着剤は、濡れぞうきんで拭き取ります。
輪を黒檀の芯材に挿入して隙間などでないことを確認して接着します。
製作開始
まず黒檀を丸く挽きました。これに丸い輪をはめていきます。
ハードメイプルをバンドソーで丸く切り出します。
つかみ直したところです。
別途挽いてあった上部の芯材です。
輪の厚みが同じになるよう挽いていきます。隙間もノギスで確認して同じピッチになるようにします。
円盤をジャンボジョーに取り付けますが、チャックに傷がつかないよう木の板を挟みます。パーティングツールで切リ抜いていきます。径をノギスで測って隙間が出来ないよう正確に切ります。