2013年3月5日

寄せ集め木の木槌の製作

チャックのつかみしろ部分は、パーティングツールなどで切り離されると、後はゴミ箱行です。しかしこれを保管して置いて後で寄木で木槌を作ることが出来ます。寄せ集めの木になりますが、曲がりなりにも寄木です。高級感が出ます。小生の工房にある木槌も古くなり、酷い状況になっています。亀城工房にはふさわしくない木槌なので、寄せ集めの木で木槌を作ることにしました。

柄が完成したらヘッドに穴をあけます。ボール盤を使いました。ヘッドに傷がつかないようにゴム手袋を使っています。

完成

柄の部分をスキューで挽いていきます。ハードメープルの角材をセンター間に取り付けています。この様なスピンドルワークは、スキューを使うのが一番適しています。

まな板チャックでつかみ直してチャックのつかみしろを挽いていきます。サンドペーパーをかけて完了です。

タイトボンドを塗って接着します。芯押し台で押して強力に接着できるようにします。面が平らに仕上がっていると、5分もすれば挽けるようになります。3枚目の板をベルトサンダーにかけるとか、サイドの部分を削ったりしながら少し時間を稼ぎます。オープンタイムが一番短いタイトボンドオリジナルを使っています。家具などをやる場合はタイトボンドⅢなどの方が使いやすいが、今回の様な使い方の時はタイトボンドオリジナルが、その用途に向いているうえに価格も一番安い。

同様の手順で3枚目、4枚目の板を接着していきます。

まず一つ目の板をチャックに取り付けて、面をスキューで平らにした後、板に貼り付けたサンドペーパーで表面を平らにします。接着が完璧に出来るように準備をしています。完全に平らになったら、次の板をベルトサンダーで片面だけ平らにします。指をこすらないように注意してください。

5段目で希望の高さになったので、これで木槌の頭の形を作っていきます。挽き終わったらサンドペーパーをかけます。