2012年12月30日

生木のボウルの製作

ボウルの内側を挽いていきます。壁の厚みは直径の15%程度にします。乾燥後の変形の大きな木は厚めにします。

チャックのつかみしろと作ってチャックでくわえます。ボウルは大きいので、チャックはVM120を使っています。

上総木工交流会で桜の半割の丸太を頂きました。2つとも外皮に傷があるので、ナチュラルエッジのボウルには向きませんが、傷の少ない方でやってみました。フェースプレートを希望の角度で取り付けるため、取り付け面をすこしノミで削って平らにしてから、フェースプレートを取り付けました。

生木の粗挽き

チャックから外して真空チャックに芯押し台で押して底を仕上げます。真空チャックの先端にはゴムが付いているのでボウルの内側を傷つけません。

粗挽き完了です。割れ止め防止剤を塗って、マジックインキで日付けを書きます。これで半年も保管すれば、乾燥して挽けるようになります

完成

チャックのつかみしろを作っていきます。

12月に伐採された生木ですので、非常に重く芯が出ていません。当然ですが芯押し台で押しながら丸くしていきます。

サンドペーパーもかけます。濡れていてかけにくい場合は、ドライヤーで乾かします。ボウルの上部は、旋盤を止めてサンドペーパーをかけました。

チャックでつかみなおして上側を挽いていきます。芯押し台は使えるところまで使います。丸く、軽くなったら外しても良いでしょう。