前面パネル

ハンドルと集塵ポートを取り付ければ使えるようになります。まず高さを調整するハンドルを取り付けます。取扱説明書は英文とフランス語、スペイン語の3ヶ国語で書かれています。もちろん英文を見ましたが、分かりやすい説明になっています。その後集塵ポートを取り付けますが、集塵機を接続しない場合とする場合で、取り付けるポートが変わります。集塵機を付けるので4インチのホースが接続できるインレットを取り付けます。差し込んで回すとカチッとロックします。これで準備完了です。

全体は黄色になっています。これはDeWALTのカラーの様です。初めてDeWALTの製品を購入しました。自動カンナ盤も初めて使います。初めてずくしですが、まず電源スイッチを入れると、アメリカの製品とは思えないような出来です。赤いレバーを引くと電源がオンになり、押すとオフになります。電源を切るのが非常に楽に出来ます。ファーストインプレッションはVery goodです。

DeWALT自動カンナ盤
オプション部品

すぐに必要なので、カンナ盤を置く台です。使わない時は工房の隅に置いておき、使うときは引っ張り出して、10cmの集塵ホースをつないで使うつもりです。従ってカンナ盤の置き台は、モーバイルベースの物が必要です。純正の台も準備されていますが、値段が高いのと、送料も高くつきそうなので、自作しようかと思っています。延長テーブルについては注文するつもりです。アマゾンで安く売っていますが、日本へ発送してくれないので、WoodCraftから買おうかと考えています。

実際に使ってみる

ゼブラウッドを突っ込んで、カット量は1/16インチでやってみました。音はそれほどやかましくありません。DELTAの手押しカンナ盤JT160JPはやかましいので、耳栓がいりますが、このDeWALTの自動カンナ盤では耳栓なしで、作業が出来ます。やはり送りの速度が2通り選べるのは良いと思います。DELTAの機種でも2速ですが、速度差があまりないので、DeWALTの方が優れています。切削面は荒削りでも非常にきれいです。3枚刃の効果なのかどうか?2枚刃の機種を使ったことがないので分かりません。実際に使ってみて、怪我はしにくい機械のようです。油断はできませんが、この点は安心です。

内部をのぞく

上部4か所のボルトを外すと上部のカバーが外せます。その後赤い3本のねじを外すとカンナ刃の集塵カバーが外れ、3枚刃のカンナ刃が現れます。カンナ刃の上側には集塵のブロアが付いています。集塵は完璧に出来ます。外部に切りくずが出てくることはありません。

宅急便で到着
電源ケーブル

日本のテレビだと必ず付いていますが、アメリカの電動工具で電源ケーブルを巻きつけることが出来るものは初めてです。この自動カンナの設計者はよく考えています。

turret stop(タレットストップ),

カンナを一番下に下げたときテーブルを傷つけないようにするため、隙間を決めるダイアルです。非常に薄い物をやる場合以外は何処の位置でもOKでしょう。

WoodCraftに注文してあったDeWALTの自動カンナ盤、DW735が到着しました。女性の宅急便の方が一人で運びこもうとしていました。しかし梱包重量は、50kg以上あるので当然無理です。雨が降っていましたが、お手伝いをして無事玄関に搬入しました。早速箱を開けると、上面に集塵ダクトと、高さ調整のハンドル、それに取扱い説明書が乗っています。発泡スチロールを取り除くと本体が現れます。これを購入された方のサイトを見ると、重いというのが通り相場ですが、本体重量は42kgです。小生一人で、2階の工房まで楽々運ぶことが出来ました。御歳59歳ですが両手の握力は50kg以上あります。

送りのスピードは2段階で選ぶことが出来ます。179カット/インチと96カット/インチです。1インチ25.4mm進む間に179回カットするか96回かの差です。当然179の方が綺麗になります。荒削りと、仕上げ削りとして、使い分けることが出来ます。

2スピードの送り
切削量表示

材料を差し込むと削る量を表示することが出来ます。1/8インチ(3.2mm)だと3インチ幅(76.2mm)まで、1/32インチ(0.8mm)の場合は能力いっぱいの13インチ(330mm)の幅のものまで削れます。材料を入れると赤い矢印が、上に上がります。上がらない場合は削れません。削りたい量を簡単に決めることが出来ます。この表示は簡単な機構ですが非常に便利です。気に入りました。

残念ながら高さ表示はインチのメモリが付いています。国内のユーザーの方はデジタルハイトゲージを別途購入して取り付け居られる方が何人か居ます。小生はとりあえずインチ目盛の上にセンチのメモリを張り付けるつもりです。

高さ表示はインチです