2012年2月16日
小生手持ちのバリグラインド治具の脚の角度は1の位置で15度、6の位置で40度でした。今回コピーしたProfile-Proでは脚の角度を測ると18度でした。Ellsworthの治具ではこの角度が45度になっており、左右のウイングが非常に長い形になっています。
下の写真の上がProfile-Proで下がコピーしたボウルガウジです。ほぼ同じような形にすることが出来ました。
脚の角度
Profile-Proというガウジの刃先のサンプルが、クラフトサプライで売られています。多くの有名なプロの使っている代表的な刃先の形になっています。ガウジをどの様に研ぐかは、初心者の方は迷うところだと思います。従ってこのプロの代表的な刃先にする方法を説明します。このPrfile-Proは1本$15.50ですが、3本のうちのStandard and Modified Bowl Gougeの形をコピーしてみたいと思います。
下の写真の治具がEllsworthの治具です。両翼が長く伸びた形状に研ぐことが出来ます。脚の角度を変えることが出来ないので、この形状にしか研げません。アイリッシュグラインドとも呼ばれていますが、初心者にはこの研ぎ方はキャッチングしやすく、お勧めではありません。
下の治具の場合シャフトを回すと脚を動かせますが、一般的なバリグラインド治具ではロックナットが付いています。
グラインダーを回して研ぎます。Profile-Proと形状が大きく違うと、研ぐのに時間がかかります。その場合は水で冷やしながらやった方が良いでしょう。
Profile-Proをバリグラインド治具から抜いて、コピーしたいガウジを挿入します。5cm飛び出すようセットします。
ベベルの中心が砥石にぴったり当たれば、治具の脚のネジを固定してください。これで準備完了です。
治具を90度回転させて、刃の中心が砥石に当たるようにしてください。この状態でベベルが砥石にぴったり当たるように、バリグラインド治具の脚のねじを緩めて、ベベルが砥石にぴったり当たるよう、脚の角度を調整してください。
下の写真がStandard and Modified Bowl Gougeの形状です。左右のウイングが短くキャッチングしにくい形になっています。初心者にもこの形がキャッチングしにくくベストだと思います。
ベベルの横を砥石に当てて、Vアームを前後してベベルが砥石の面にぴったり当たるようにします。この時バリグラインド治具の脚の角度はどこにあっても、横の角度合わせには関係しません。横のベベルがぴったり接触することを確認した後、Vアームを固定します。