2011年12月23日

球の完成

治具で切れないところはガウジで仕上げましたが、そこそこの真球が出来ました。当然ですが「球面切削治具の製作PartⅡ」へ続きます。

これ以上カット出来ません。やはり普通の刃をつけた方が良さそうです。

球面切削治具の製作(PartⅠ)

トリマを使ったので、サンドペーパーは少なく済みました。

色々な球面切削治具がありますが、今回はトリマを使ってみたいと思います。球を挽く刃物の代わりにトリマを使うわけです。まずトリマを固定する木の台から作り始めます。トリマの外側を木の台に固定できるようにします。

色々な球面切削治具

球面切削治具は以前作ったことがありますが、球の真下に回転軸が来るようにして、そこを中心に刃物を回せるようにすればよいだけです。しかし以前作ったものは、ベアリングを上手く固定出来ず、回転がスムーズに出来ませんでした。そこで新たに作ることにしました。

完成したので早速球を挽いてみました。まず問題は鉄板が薄すぎて、振動が少し出ることです。これは分厚い鉄板に替えれば対策出来ますので、大きな問題ではありません。一番の問題はトリマのベースがワークとチャックに当たり球を支えている根元を十分にカットできないことです。

ベアリングの入った戸車に鉄板を取り付けます。ベッドの下からボルトを通し戸車の軸を12mmのボルトで固定します。鉄板を取り付けた戸車は自由にボルトを中心に回転します。この鉄板の上にトリマを取り付けます。

治具完成

ホースバンドを真ん中で切って、木の台に両側をネジ留めします。このバンドでトリマ本体を固定します。

台を製作します。12mmのボルトを通す穴をあけます。

製作開始

この治具は自作からメーカー製まで色々あります。購入する場合はVermecの治具が3.5万円ぐらいで買え、これがお勧めです。自作している人も結構います。