2011年8月19日

インレイ・ボーダー

瞬間接着剤は粘り気のある(Thick)を使いました。バンドの両側から瞬間接着剤がはみ出てもOKです。サンドペーパーをかければ取ることが出来ます。

瞬間接着剤を塗って巻はじめを固定します。その後瞬間接着剤を順次塗って、インレイボーダーを巻きつけていきます。

Inlay borderの入手

左側はアメリカで売っている物で非常に沢山の種類があります。下の2つは小生行きつけのホームセンターで購入した物です。左側が650円右の太い方が850円ぐらいでした。長さは1mです。ホームセンターに置いていない場合は、通販と言うことになりますが、国内で売っているところを見つけることが出来ませんでした。どうしても手に入らなければ、WoodCraftなど海外から買うしかないかもしれません。

英語ではInlay borderと呼ばれていますが、テープ状の薄い板を縁にはめ込んで飾るためのものです。縁飾りなので色々なデザイン、模様の物が売られています。今回はこのInlay borderをボウルにはめ込んでみたいと思います。

意外と簡単に完成です。縁にインレイが入っており、デザイン的には引き立っていると思います。付加価値が上がったような気がしますが、如何でしょうか?ボディの木の色とインレイボーダーの色のマッチングを考える必要があります。

パーティングツールでベニアの溝を掘ります。ベニア幅は8mmで厚みは1.1mmです。幅は少しきついぐらいにします。溝の両側にサンドペーパーをかけておきます。

ベニアを溝にはめてみます。少しきついぐらいがちょうどよい幅です。

問題はつなぎ目です。どうしても普通のところと違ってしまいます。巻はじめと巻き終わりをぴったりでは切らずに、2〜3cm重なるようにします。ボーダーの模様を見ながら、つながりの良いところで切ります。どうしても上手くつながらない場合は、ボウルの直径を変えます。もちろん瞬間接着剤を塗る前に概略を確認しておく必要があります。ボーダーのカットは非常に鋭い刃物でスパッとカットします。今回はまあまあの出来です。

インレイが終わったら内側を掘り、底を仕上げます。

ボウルのターニング

ブビンガのボウルを普通に挽いていきます。直径は25cmぐらいです。縁に近いところにインレイをするので、平らにしておきます。外側の形が決まったらベニアをはめ込む溝を挽きます。

完成