2011年8月1日
バンドソーで厚さ4mmで挽き割をします。バンドソーで平行に切れるかどうか、不要の木で試してください。同じ厚みで切れることが確認できたらフェンスに押し付けながら切ります。
土台はハードメープルでインレイはブビンガにしました。手押しカンナと自動カンナを使ってワークの平行面を出します。
インレイのある側の中心とほぼ同じところを、裏側の方で見つけます。この中心をテイルストックで押してつかみしろを作ります。
3つ取ろうとしましたが、1つ失敗したので、2つだけにしました。もっと長い木を使えばたくさん取ることが出来ます。
間違ってルーターが内側に入ってしまったらその時点でやめます。テンプレートを少しずらしてやり直します。
ワークに引いておいた中心線を見ながらテンプレートを置いて、ルーターで輪郭を切って行きます。切はじめはテンプレートガイドをテンプレートにこすり付けながら、下におろします。テンプレート側にルーターを押し付け、間違っても内側にルーターが行かないようにします。
スパイラルビットの飛び出し量を決めます。ワークに対して4mmぐらい彫りたいので、テンプレートの厚みをたしたビットの飛び出しになります。
前回はルーターで彫った模様にトルコ石を入れましたが、今回は色の違う木をインレイしてみます。ホワイトサイドのインレキットを使います。真鍮のテンプレートガイド、とロックリング、センタリングピン、1/8”スパイラルビット(ダウンカット用)それに取扱説明書が付きます。真鍮のテンプレートガイドの先端はリングが付いており、脱着できるようになっています。
チャックでつかみ直して希望の直径になるまで挽いていきます。
ぴったり収まりました。
接着剤はタイトボンドオリジナルを使いました。底だけでなくサイド部分にも接着剤を塗ります。
インレイが台に入りやすいよう、角に軽くサンドペーパーをかけます。
今度はあまり難しくありません。テンプレートの周辺、内側すべてをルーターを使って彫ります。
彫り終わったらスライド丸鋸、バンドソーなどで切り離します。
バンドソーで挽き割るとルーターで一周させたところが切り離されました。
この様に一筆書きでルーターを一周させます。
この状態でテンプレートガイドのロックリングをきつく締め付けます。
センタリングピンを外してスパイラルビットを取り付けます。このセンタリング作業をやらないと、インレイが上手く穴に入らないことが起こります。
まずルーターにセンタリングピンを取り付けます。細くなっている部分を先にします。
次に真鍮のテンプレートガイドを取り付けますが、ネジはゆるく締めておきます。
ルーターを下げてセンタリングピンをテンプレートガイドに挿入します。
詳細はPartTの方を見て下さい。まな板チャックでつかんで仕上げます。
外してあったテンプレートガイドのリングを挿入します。
テンプレートを土台の方にセットします。こちらにも両面テープを使っています。
ブビンガに両面テープを貼り付けます。この上にテンプレートを置いてしっかりと固定するためです。
センタリングピンが付いています。これで真鍮のテンプレートガイドをルーターのベースの中心に取り付けることが出来ます。