2011年7月28日

完成

トルコ石と白いカエデ科のシカモアは合います。

再ターニング

塗布したトルコ石は1日置けば完全に固まります。ガウジで普通に挽いていきます。トルコ石の盛り上がっている部分だけを挽けば終わりです。サンドペーパーをかけて上部は完了です。真空チャックでつかみ直して底を仕上げます。

トルコ石の塗布

インレイの材料は主剤と硬化剤に分かれています。付属の紙カップに缶からトルコ石の主剤を移します。主剤28gに対して硬化剤は25滴垂らすことになっています。硬化剤を入れたら、付属の木の棒でかき混ぜます。かき混ぜた後15分以内にワークに塗る必要があります。15分あるのでそれ程忙しくありません。

材料

コンパスで中心を出して回転センターで押します。チャックの爪はいっぱいに広げてチャックに押し付けます。

仲間から頂いたシカモアという白い木です。カエデ科なのでメープルと似ています。トルコ石のブルーと合う材です。

Inlace Inlay 組合せ象嵌細工
ターニング

塗布後8時間ぐらい経ったところです。かなり固くなりましたが、まだ指で触ると粘つきます。この状態では挽く気になれないので、24時間後に挽くことにしました。

トルコ石を塗ったところです。最初はトルコ石の粘度が高くないので垂れていきます。ボウルをひっくり返してトルコ石が溝の部分に留まるようにします。

チャックでつかみ直したらボウルの形に挽いていきます。トルコ石を入れる溝も切ります。深さ3.5mmの溝を切りました。

真空チャックでつかみ直しています。底を仕上げて完成です。

インレイとは象嵌とかはめ込み細工という意味です。インレースとは組み合わせるとか織り交ぜるという意味があり、インレース・インレイだと色々な種類の材を組み合わせてはめ込むことになります。まさに箱根の寄木細工のような感じになります。

今回はインレース・インレイではなくトルコ石だけを埋め込むインレイをやりました。今回使ったインレイの材料は、トルコ石とエポキシレジンが混ざった物です。最初から作り方を説明していきます。

穴掘りツールと使って掘っていきます。開口部が広いのでそれ程難しくありません。

テックさんの工房ではバンドソーで4隅を切り落とすようなことはしません。旋盤の上で丸くしていきます。理由はバンドソーのブレードを出来るだけ使いたくないのと、ターニングの腕を上げるためです。

チャックに押し付けているだけですが、スリップすることは無く挽けます。つかみしろを作ったところで、チャックでつかみ直します。