2011年7月21日

Porter Cable 55160導入記 ドブテイル治具
付属品

種類の違う継手には、テンプレートを変えて対応します。残念ながら標準で付属するテンプレートでは2種類の継手しか出来ません。それでもこのテンプレートを使うにはC2ストッパー、テンプレートガイドG2〜G5が必要になります。紛失しないよう、これらの部品を保管する木の台を作りました。

オプション

このポーターケーブルのドブテイルジグ55160の問題は、オプションのテンプレートガイドを購入しないと色々な種類の継手を作ることが出来ません。とりあえず必要な物は、テンプレート55166と55161です。それに集塵ダクトもあったらよいので一緒に注文をしました。

これは後ろから見たところです。

英語ではDovetail Jigと書いてドブテイルジグとダブテイルジグの中間の発音をするそうです。ここではスペル通りドブテイルジグと呼ぶことにします。ドブテイルジグは日本語では蟻継ぎと呼ばれています。ハトの尾の形、あるいは蟻の頭のような形した継ぎ手で木同士を継ぎます。この継ぎ方は熟練した木工家だけができる職人の技ですが、ドブテイル治具を使えば誰でも簡単にできてしまいます。木材同士が噛みあうので非常に強固に接続が出来ます。

その色々な継手を作ることが出来るドブテイル治具を購入することにしましたが、結論としてポーターケーブルの物を購入しました。LEIGHの治具も検討しましたが、色々出来るが取扱が難しいというので、簡単に出来るというポーターケーブルにしました。ルーターがポーターケーブルであるというのも何となく決め手になりました。ポーターケーブルには4200シリーズとOMNIJIGという2種類のモデルがありますが、4200シリーズは幅12インチまで対応しており、OMNIJIGには16インチと24インチのモデルがあります。幅は12インチでも良いのですが、OMNIJIGの方が分厚い板に対応しているので、16インチまで出来る55160を購入しました。

下の表でハートマークの付いているものは、標準のテンプレートで出来ますが、それ以外は別売りのテンプレートが必要になります。

設置台の製作

標準付属のテンプレートで出来るHalf bind dovetailsを試してみました。マニュアルに沿ってテンプレートガイドを取り付け、ビットの高さ調整をします。板の取り付け方法も、マニュアルをよく読んでやると出来ました。マニュアルの図が分かりにくいので、最初は少し勘違いをしましたが、問題なく取り付けることが出来ました。C2ストッパーの高さも購入時のままやってみました。

継手の面が平らになりませんでした。マニュアルを見るとC2ストッパーの位置を変える必要があるという。C2ストッパーのネジを回してテンプレートに当たる位置をずらしました。

再度やってみると殆ど段差のない状態になりました。さらにC2ストッパーの位置とビットの出る量を微調整すれば、完ぺきな継手が出来るようになると思います。

ねじ切り治具を置いていたリョービのワークベンチの上に30mmのベニヤ合板を置いて、その上にドブテイルジグを置くことにしました。またワークベンチの下に棚を取り付けドブテイルジグの工具類を置くことにしました。

55160到着
デップスポッド

アメリカのAmazonから購入しました。Amazonは日本へ送ってくれないという印象をお持ちの方が居るかも知れませんが、それは購入しようとした商品が送ってもらえなかったという経験からでしょう。ネット経由商品をカートに入れて、送付先を指定すると、送れない場合は警告が出ます。今回は警告が出ず購入することが出来ました。価格は$373.42+$95.48(送料)=$468.90(39,264円)でした。しかしこの治具に使うテンプレート(55166、55161)は送れないと警告が出ます。なぜこの様なことになるのか理解できません。もちろんテンプレートは日本へ送ってくれる、販売店を探して注文をしました。

ルーターのビットの出る量を決めるジグです。プロジェクトに応じてテンプレートガイドを選んで、ビットの出る長さをデップスポッドで決めます。

非常に大きな箱に入って送られてきました。分厚い梱包でこれだと輸送中の損傷することはまずないでしょう。

包み蟻継ぎ Half blind Dovetails