2011.03.16

2号機の製作

1号機は鬼目ナットを使いましたが、穴に対して直角に入れることが出来ませんでした。従ってねじが硬くて回しにくい。そこで6mmx30mmの高ナット使うことにしました。ドリルで小さめの穴をあけて、高ナットをハンマーで叩き込みます。この方が穴に対して直角にナットを取り付けることが出来ます。

ワンウェイ・ドレッシング・システム

単石ダイヤモンドドレッサーによる ツルーイングとドレッシング

下の写真をクリックすると、ドレッシングの様子を見ることが出来ます。テーブルは15度ぐらい傾けています。ダイヤモンドを出しすぎたようで上手く出来ていません。0.02mmぐらいで良いそうなので、今後やる場合は微調整します。ボルトは1/4回転でも回し過ぎたようです。6mmのねじですが細目のピッチのボルトを使った方が良いようです。治具が左右ににすべりやすいように、テーブルの角にはやすりをかけた方が良いと思います。

ドレッシングの後は非常に平らで綺麗になっています。こんなにきれいな砥石の表面は、新品の砥石でも見たことがありません。結果には非常に満足です。

使ってみる

ドリルで下穴をあけてタップを切ります。5mmのドリルで穴をあけて6mmのねじ穴を切ります。。

単石ダイヤモンドによるドレッシング

砥石メーカーのサイトを見ると単石のドレッサーの場合は、上下左右で10度〜15度の角度をつけて砥石に当てる必要があると書かれています。Mr.Geigerの治具はこれをきちんと守って作られています。ダイヤモンドのサイズは直径150〜300mmだと3/4〜1カラットが適当と書かれています。従って3/4カラットの単石ダイヤモンドドレッサーを購入することにします。当然ですが、ダイヤモンドが大きくなると値段は高くなります。

これはアメリカで売られている単石型のドレッサーです。ドレッシングとツルーイングの両方が同時に出来ます。先端には1/3カラットのダイヤモンドが付いています。先端のダイヤモンドは後ろに付いている黒いノブを回すと出し入れが出来るようになっています。本体の裏側を見ると10度ぐらいの出っ張った部分があり、この部分をシャープニング治具のテーブルに当てて左右に動かして、ドレッシングをやります。つまりダイヤモンドは10度ぐらい傾いて砥石に当たっていることになります。上下左右で10度〜15度の角度をつけて砥石に当てるのが、単石ダイヤモンドドレッサーの場合は、常識の様です。従ってテーブルは砥石に対して直角ではなく10度ぐらい傾けて設定します。Onewayの治具の場合直角に当てているのが理解できません。治具の構造上傾けて取り付けることが出来なかったのでしょう。このMr.Geigerの治具は、傾けて取り付けることが出来るのと、ダイヤモンドの出し入れが直感的に出来るのが良いと思います。今までのテックさんだとすぐにこの治具を注文するのですが、最近は少し違います。国内で同じものが手に入らないか探すことにしています。

Geiger's Solution

先端に1/4カラットの工業用ダイヤモンドが付いたピンを砥石の表面を左右に動かしてドレッシングをします。下のノブを回してピンの出る量を微調整できます。このツールの場合は、ドレッシングとツルーイングの両方が同時に出来るのが長所です。しかし少し設定に時間がかかります。ピンを動かすノブが下に付いているので、操作も直感的には出来ません。ダイヤモンドが1/4カラットとケチっているのも少々不満です。

多石型

グラインダーの砥石に対してドレッシングが必要ということは、皆さんご存知でしょう。しかしツルーイングとは何か?グラインダーの砥石には両方必要になります。2つの言葉の意味は下記の通りです。

1、ツルーイング(芯だし・振れ取り):砥石の使用面を砥石の中心に対し、同心になるよう成形すること。

2、ドレッシング(目立て):研削作業により目つぶれ・目詰まりを起こした砥石使用面を削り取り、新しい砥粒を
                突き出させるとともに、砥石に付着した切りくずを取り除くこと。

完成

お尻のボルトを回すとダイヤモンドドレッサーが出たり入ったりします。

10度の角度で不要な木をカットします。これと治具の本体になる四角い木を瞬間接着剤で接着します。バンドソーで切る時接着している方が安心できるので、接着しました。10度傾けて切ることが出来ます。

Geiger治具の製作
ダイヤ単石ドレッサーを購入

例によってMonotaroから東亜ダイヤのドレッサー、3/4カラットを購入しました。価格は4,360円でした。長さ100mm太さφ10mmです。早速ドリルでシャフトに小さい穴をあけてみると、簡単にあきます。焼き入れはされていないようです。これだとMr.Geigerの治具と同じような物を自作できそうです。

これはハムレットの出している製品ですが、グリッドドレッサーという多石型のドレッサーです。#16〜#30のダイヤモンド砥粒をボンド中に埋め込んだものです。面で接触するのでツルーイングは不得意です。

ドレッシング工具

スライド丸鋸で切った後、ボール盤で穴をあけます。お尻の方には6mmの鬼目ナットを取り付けます。

ツルーイングとドレッシングを行う工具をドレッシング工具と呼んでいるようです。しかしドレッシングは得意でもツルーイングが不得意な工具もあります。小生の手持ちのドレッシング工具は下記の2つです。

単石型