2011.1.17

完成
Jamieson Jumbo Boring Barの製作

この鉄棒の様に焼き入れされていない鋼材はA砥石が向いています。普段は焼き入れ鋼用のWA砥石を使っていますが、A砥石に交換して削りました。確かにA砥石の方が早く削れます。砥石も使い分ける必要があります。そこそこ上手く削れてスタビライザーハンドルに挿入できました。

ジャンボバー

標準バー

六角頭の押しねじを買ってきて交換しました。

左側が今回穴をあけた方です。穴の位置は中心よりずらしたつもりですが、少々不足しています。押しねじのストロークを稼ぐため中心より穴の位置はずらします。

Jamiesonの穴掘りツールを買うと、19mmのボアリングバーが送られてきます。この標準のバーとは別にオプションとして、ジャンボボアリングバーと言うより太いシャフトの物が売られています。しかし今回はそのジャンボボアリングバーを自作することにしました。ホームセンターで買ってきたφ25mmの鉄棒を、必要な長さに、コンターマシンで切ります。それから刃先のバーを差す穴をあけます。

押しねじ用の穴をあけます。問題なく刃先のアッセンブリーを挿入しねじ止めすることが出来ました。

鉄棒は長いのでボール盤では穴をあけることが出来ません。従って旋盤を使って穴をあけました。ツールレストにVermecのテーブルを取り付けその上に鉄棒を置きます。テーブルには鉄棒のガイドになる木をねじ止めしてあります。この状態で鉄棒をドリルに押し付ければ穴が開きます。しかし手で押したぐらいでは穴があきません。そこでテイルストックにチャックを取り付けて、テイルストックで押しました。これで問題なく穴をあけることが出来ました。勿論鉄ですので、オイルを差しながら穴をあけます。

反対側はスタビライザーハンドルに挿入しますが、太いのでそのままでは挿入できません。グラインダーでφ19mmになるよう削ります。グラインダーのテーブルの上に木の板を置いてクランプで固定します。この台の上で鉄棒を回しながら削っていきます。時間はかかりますが、それ程難しい作業ではありません。