この日は前田邸に泊めていただいたので、小生の作った作品(右上の写真)も見て頂き、風呂に入った後遅くまでウッドターニングの話をしました。延岡市は海が近く、おいしいサザエのつぼ焼きなど海の幸のごちそうを頂いた。前田さん有難う御座いました。
2010.11.18訪問
別室に作品が置いてありました。夢工房のDVDを見て作られたようです。つなぎ箸、山下式爪楊枝入れなどがありました。DVDを作った小生としては、DVDで紹介した作品つくりを試して頂けたことは非常にうれしい。
つなぎ箸のねじは中心に入っており、DVDでの説明通り出来ていました。爪楊枝入れも山下さんの説明通り忠実に出来ていました。この2点は合格ですが、他の物は、、、、
サイクロンの集塵機です。バンドソーの方には別に小型のサイクロン集塵機が接続されていました。換気扇があればこの集塵機は要らないと思います。床に落ちた切りくずは掃き集めて袋に入れれば良いと思います。
真空チャックについては写真を撮り忘れましたが、持っておられます。
グラインダーはウッドターニング上手さんから買った直径20cm幅25.4mmの砥石が付いたものです。この工房訪問記を書いているとグラインダーの前面のスイッチが取り外されていることに気が付きました。グラインダーの左下には何やらスイッチらしきものが付いています。多分直流注入の電磁ブレーキをかけているのだと思います。本人にどうなっているか聞くべきでした。
旋盤の前の窓には換気扇が付いており、フードが旋盤の方に伸びています。旋盤でサンドペーパーをかけるときに、換気扇を回して外へ排出しているという。フードをもう少し大きくして排出能力をあげる予定とのこと。近所からクレームが出なければこの方法が一番のおすすめです。小生の工房でこれをやるとすぐに近所からクレームが出るでしょう。
旋盤の向こう側にはツール棚があります。小生が輸入代行したトンプソンのツールも3本ばかり見えます。トンプソンのツールはどなたも認める通りで、前田さんからスキューとスピンドルガウジの追加購入を依頼された。しかしスキューは品切れが続いており注文できないでいます。
ベルトの位置をチェックする窓があります。↓
インバーターが付いていますが、5段プリーになっています。インバーターが付いているのでこれほどの段数は要りませんが、インバーターの付かないモデルもあるので、5段になっているものと思います。メーカーは2種類作るより1種類の方が簡単なので、この様になっているのでしょう。非常に低い回転が選べるのは、コアリングなどをやるときはモーターが止まらず便利でしょう。通常は4番の290-2900RPMのところにベルトをかけておけば、文字通り無段変速が出来ます。
モーターは2馬力で十分な力を発揮するでしょう。↓
旋盤はLM1000を使っていたが良くないので、WoodFastのM910をウッドターニング上手さんから買って、使っておられます。この旋盤にしてからは、満足しているそうです。安くてがっちりしており、良さそうな旋盤です。この旋盤には安全のため逆転スイッチが付いていません。インバーターに配線して切り替えスイッチを付ければ、逆転も出来るはずと言いましたが、すでに電気のことが分かる人に頼んでおられた。
宮崎県延岡市北浦町にお住いの前田さんの工房を訪問しました。ウッドターニング歴は2.5年の方です。近くに仲間がいないので、相談しながらウッドターニングをやることが出来ない。近くにウッドターニングをやっている人が居れば連絡を欲しいと言っておられました。ここにメールアドレスなど書くのも問題があるので、小生にメールを頂ければ前田さんの連絡先を教えます。首都圏だと夢工房があって、そこに行けば色々教えてくれます。しかし九州だと簡単に行くことが出来ないので苦労するでしょう。北海道とか遠方の方は同じ悩みがあると思います。
さてその前田さんの工房ですが、ガレージの中にあります。写真右⇒
ガレージと言っても広いのでウッドターニングをやるには十分な広さです。2年半の経験ですが、ウッドターニングに必要な道具はすべて揃っていました。
工房の入り口を入ると右側にスチールシティの小型旋盤があり、その先にWoodFastのM910が置いてあります。左奥の壁の裏側にはサイクロンの集塵機があります。M910は高すぎるのか木の踏み台が床に置かれています。低すぎるのは調整できませんが、高すぎる場合はこの様にして調整出来ます。
スチールシティのサブの旋盤です。これは小生が輸入代行したものです。M910を買ってからはあまり使わなくなったという。
回転数計は小生が紹介したものを取り付けておられた。ハンドホイールの根元にマグネットとホール素子を取り付けてあった。ハンドホイールに触った時に干渉しない位置になっていた。