フライス盤に取り付ける刃です。この刃で木に溝を掘っていきます。大型のフライス盤だと、0.01mm単位で正確に溝の深さを切ることが出来るそうです。
下の模様の場合は白い木にV溝を切って行き、そのV溝に黒い木を挿入し接着する。一度にV溝を切らずに、1つ切ってはV字の木を接着しないと、細い部分が変形して上手くいかないそうです。
オルゴール
2010.9.25訪問
直径5cmぐらいです。
直径2.5cmぐらいです。
金属用に使われるのが普通だと思いますが、木でも問題なく使えるという。数百万円する機械です。金工用の旋盤もありました。
宝石箱かな?
千葉県船橋市の青柳製作所を訪問しました。本業は金型の修理、改造、オーバーホールということで、大型のフライス盤がまず目に飛び込んでくる。この青柳製作所と木工は結びつかないが、フライス盤、金工旋盤などを使って趣味で木工をやっているという。青柳氏はインターネットなど一切やっていないので、この様なユニークな木工が世に出ないでいました。今回テックさんがその全容を明らかにします。しかしこの木工は同じことが誰にでも出来るという訳ではなく、大型のフライス盤を持っているごくごく一部の人にだけ参考になると思います。趣味で使う小型のフライス盤でも同じことが出来れば、かなり沢山の人に役に立つ技術になります。まずは青柳氏の作った作品を見て下さい。
色々な模様の寄木を作っておられました。
直径2.5cmぐらいです。
木でも精度よく加工出来ないと模様がずれてしまうという。小型のフライス盤で出来るかどうかは、大型のフライス盤のように精度よく加工が出来るかどうかが問題になるでしょう。フライス盤をお持ちの方は出来るかどうか試してみてください。イスラエルのエリさんの寄木はルーターで加工しているようです。エリさんのDVDの上級コース、エピソード1で寄木ブロックの作り方が説明されています。興味のある方は購入されたらいかがでしょうか?ルーターを使ってやる場合は、青柳氏のフライス盤でやるような細かな模様は出来ないが、下の写真の程度の模様は出来ます。寄木ブロックの作り方の図面も公開されています。
腕時計ケース
時計
この金具に取り付けて溝を切るそうです。↓
正確にX-Y駆動が出来ます。