2010年9月8日

こね鉢の漆塗り

昨年の12月に粗挽きしてあったこね鉢を仕上げました。その時の様子は下の写真のとおりです。そのこね鉢を埼玉県の漆のプロに漆塗りをお願いしていました。今回出来上がったので、到着したこね鉢の写真を撮りましたので、アップします。

非常にきれいな栃の木なのですが、一部にシミが出ています。これを漆で隠そうという作戦です。

宅急便で到着したこね鉢を見ると、驚くほど綺麗な仕上がりです。さすがにプロの塗りです。小生が摺りうるしでやってもこのレベルには到底及ばないでしょう。ロクロの世界では木地師と塗り師の分業になっていますが、やはりこれを見るとそうする理由が分かります。ウッドターニングを始めて欧米の塗装の方法を勉強しましたが、日本の漆には到底及ばないでしょう。写真ではこの塗りの素晴らしさを完全にわかって頂くのは無理かもしれません。