紅紫檀の鉛筆立ての製作

仕上げはマホーニーのオイル仕上げです。マホーニーのオイルを塗ると色が濃くなるので、紅紫檀には合いません。この材には色が付かないクリアーなオイルを塗った方が良いでしょう。

3MTのドリルでガイドの穴をあけた後、掘っていきます。最初はガウジを使いますが、穴の奥の方は穴掘りツールを使います。

紅紫檀の鉛筆立てを作りました。まず半割の丸太をバンドソーでカットします。直径10cm高さ12cmぐらいに仕上げるので、少し大きめにカットしました。出来るだけ捨てる部分が少なくなるように木取りを工夫しました。

完成しました。写真に写っているより現物の仕上がりは良いです。非常に気持ちの良い肌触りです。この鉛筆立てを触っていると心が和むとまで言わせていただきます。

完成

鉛筆立ては直径10cmなので鉛筆を入れた場合傾きすぎます。そこで仕切り板を入れることにしました。同じ紅紫檀を手押しカンナで片面を平らにしてから、バンドソーで薄くスライスしました。のこぎりの跡の面はベルトサンダーで平らにした後、2分割します。切り込みを入れて組み立てます。

直径10cmなので真空チャックを使い、底を仕上げました。サンドペーパーは手抜きなしてしっかりかけました。この様な高級材を使うと、いい加減な仕上げが出来ません。内側の底はパワーサンド、側面は手でしっかりサンドペーパーをかけました。外側は240番からパワーサンドです。180番までは手でサンドペーパーをかけた後、240番からパワーサンドに切り替えます。理由はパワーサンドのペーパーはベルクロが背面に付いているので高価になり、高価なベルクロのサンドペーパーの使用を抑えるためです。240番からでも回転で出来る筋は見えなくなります。

ガウジで丸くした後、チャックのつかみしろを作ります。チャックでつかみ直して本格的に挽いていきます。

穴掘りツールにはライトを取り付けています。外側から光を当てたのでは内部をはっきり見ることが出来ません。