モーターの交換
M305のインバータ化

インバータの元スイッチです。↓

インバータの配線です。モーターへの線と電源の線以外は小信号なので、もっと細い線を使っても良く、出来れば色分けされたものを使えば配線の確認がやりやすいでしょう。

Woodfastはオーストラリアの旋盤メーカーですが、M305 Miniという直径304mmまで挽ける旋盤を販売しています。日本国内ではウッドターニング上手さんから35,000円で販売されています。価格が安いのでとりあえずウッドターニングを始めたい人には、最適の機種です。

しかしモーターが0.5馬力なのでとても非力で丸太などを挽くとすぐに止まってしまいます。今回インバータ化されたKNさんもこの問題に悩まされたようです。KNさんはYahooのオークションで3馬力用のインバータを7,000円で購入、1馬力のモータはなんと1,000円だったそうです。従ってインバータ化に要した費用は8,000円+αと非常に安く出来たようです。インバータとモータの新品を買うと3万円以上になると思います。しかしインバータ化すると回転数の調整が自由に出来ることと、ハードにカットしても回転が止まらなくなります。ぜひM305などの小型旋盤を持っている方は検討されると良いでしょう。

完成

回転数の調整とON-OFF、正転−OFF−逆転のスイッチです。スイッチには中点があり、その位置がOFFになります。正転の場合は手前に倒し逆転では向こう側に倒します。

回路は下記のようになっていると思います。中点のあるスナップスイッチを使ったので、リレーなど不要で非常に簡単な回路になっています。

M305 Miniのベルトの交換はベアリングをはずさなくても出来るようになっています。KNさんは元々付いていたプーリーを取り外して国産のプーリーとVベルトに交換されました。この方法だと元に戻すのも問題なくできるのでベストでしょう。モーターの位置は旋盤のベッドの下から台の下に変更されたので、ベルトが長くなっています。