最初にほぼ完成した治具をお見せします。合板の台に垂直の板を取り付けます。接合面を強化するため角材を取り付けています。台の板にボルトを3本垂直に立て、押さえ板を取りつけます。台の上には丸太が滑りにくいようにサンドペーパーを貼り付けました。これが基本形です。更に改良もしました。

丸太挽き割りソリの製作

丸太を取り付けました。直径24cmぐらいのヒノキです。ナットを締めつけるとしっかり固定出来ました。手で押したぐらいでは動かないので、これでOKと判断しバンドソーで切ることにしました。

バンドソーで丸い丸太を切る場合平面が無いので、切ることが出来ません。無理に切ろうとすると大抵の場合大音響と共にブレードが切れたりして、怖い思いをします。そうかと言って工房の中でチェーンソーを使うのも、抵抗があります。アメリカのサイトを見てみると、バンドソーで丸太を挽き割るソリのような物を作っている人が居ます。これらの中からアイデアを頂いて作ってみることにしました。

平らな面を下にして切っていきます。

丸太を3本製材しました。これを乾燥させてビアグラスを作ってみたいと思います。

これで平らな面が出来ました。1つの面が平らになれば後は、このソリが無くても製材出来ます。

これが小生所有のラグナのバンドソーです。ブレードの右側に溝があります。これを使ってソリの台にスロットガイドを取りつけます。

こちらはバンドで引っ張って固定する方法です。輪切り専用です。

これは丸太の両側から締めつけるタイプの物です。締めつけ用の長いパイプが必要になります。

特に問題なく切ることが出来ました。

ルーターで溝を掘った後にガイドレール用の板をネジ止めしました。これでバンドソーのテーブルの上を直線的に滑らせることが出来ます。

押さえ板も滑らないようにする為木ネジを取り付けました。

台の裏側に溝を掘ります。バンドソーのテーブルの溝に合わせて木の板を貼り付けた場合、厚みが薄くなりすぎ強度が出ません。従って台の方を削って貼り付ける板の厚みを増やします。

こちらはクランプで丸太を押さえつける方法です。この方法から自分なりに作り易い物を作ろうと思います。