こちらは集塵機を接続して、サンドの粉を舞い上がらないように工夫した物です。Vicmarcの製品です。↓

ベアリング 280円x2個=560円
真鍮の棒         420円
キーレスドリルチャック 747円
    合計       1,727円

材料代
サンダーの製作

ウッドターニングの場合パワーサンダーと言うのが一般的に良く使われていると思います。電動ドリルの先に2インチか3インチのディスクパッドを取り付けて、ワークとドリルの両方を回転させながらサンディングします。旋盤の上で回転しているワークにサンドペーパーを押しつけただけだと、どうしても筋が入ってしまいます。ディスクを回すことにより、この筋が出来ることなく奇麗にサンディングが出来ると言う訳です。しかしモーターの付いていないサンダーもあります。これでは回らないのではないかと考えられますが、心配することなく上手く回ります。理由は回転しているワークに丸いディスクを押しつけると中心に近い方の線速度は遅く、外側の方は早くなります。つまりディスクの左右でワークの速度差があるので、ディスクの回転が始まります。従って直径の大きいディスクの方が回転数が上がると思います。このモーターの付いていないサンダーがロバートソービー、Vicmarcなどから出ていますが、自作してみました。

プライヤーで軸が回らない様にしてからチャックを手で回すと、パッドの取り付け取り外しが出来ます。プライヤーでくわえる為、グラインダーで軸の2面を平らにしてあります。

ドリルチャックを少し差したところです。ハンマーで叩けば入っていきそうな感じです。このドリルチャックの先にディスクパッドを取り付けます。15mmの太さのシンチュウ棒は、ベアリングの内径と同じ10mmに仕上げます。
実際に使ってみる

3インチのディスクを取り付けて試してみました。ディスクは結構早く回転してサンディングが出来ます。柄からパッドが少し遠いので、安定しません。ディスクパッドのシャフトを短く切る必要がありそうです。それでもヘッドの方を手で支えると問題なくサンドペーパーをかけることが出来ます。

軸とベアリングの固定には瞬間接着剤を使いました。

ケヤキの端材で柄を作りました。これに直角なら取り付けやすいのですが、角度を付けて取り付けるのは難しいので、柄とハードメイプルを斜めにカットしました。

手持ちのハードメイプルにベアリングと同じ直径の穴を両側にあけます。真鍮の軸が通るところも大きめに穴をあけました。

真鍮の軸にベアリングを差したところです。ベアリングの部分を木の柄に埋め込んで固定します。ベアリング本体は木の柄に固定されますが、真鍮の軸と同軸上のドリルチャックは自由に回転します。

ドリルチャックを叩きこんで完了です。パーティングツールで切り離します。

スピンドルガウジで削っていきます。真鍮なので、薄めに取っていけば問題なく削れます。10mm近くなるとヤスリを使って太さを微調整しました。

ダブルベアリング

殆どの市販モデルはダブルベアリングになっています。ディスクパッドの軸をどの様にベアリングに固定するか?それが問題です。

例のごとく真鍮の棒を使います。ベアリングの内径は10mmですので、手持ちの15mmの太さの物を使いました。チャックでくわえた後まず穴をあけます。これはドリルチャックを挿入する穴です。少し小さめに穴をあけ、ドリルチャックを叩きこむ予定です。