山村代官屋敷
木曽路の旅 (車中泊編)

← 並んでいる商品は殆どが漆で仕上げられています。これはひどいという商品はありません。デザインの良い物もあり、参考になります。あえて言えば中心の部分が綺麗に仕上がっておらず、写真が綺麗に撮れないので分かりにくいと思いますが、ちょっと気になります。和式ロクロだとこの中心部分の仕上げに苦労するのでしょうか?小生は自分の作品では何とかできていますが、山中漆器ではこれが綺麗に仕上がっているという。

広大な木曽を治めた代官、山村家の屋敷跡。福島関所の関守として、広大な木曽を統括する代官として大きな権力を持っていた。現在残されているのは下屋敷のほんの一部だけであるが、往時は庭園が20もある広大な敷地を持っていた。上屋敷は隣の福島小学校の敷地に建てられたいたが、明治時代に破却された。下屋敷の一部は残され、戦時中は山村家の疎開先として、戦後は日本銀行の保養施設になったりした時期もあったが、現在は町が管理、山村代官屋敷として公開されている。写真は入口。公開にあたって新築された門と塀。

木曽路の奈良井宿へ向かう
2010年9月11日12日

1泊2日で木曽路へ行くことにしました。木曽路のあたりには良い温泉宿がたくさんありますが、今回は車中泊で行くことにしました。将来九州、北海道へ行く場合の予行演習です。

白骨温泉、かつらの湯
興禅寺
木曽くらしの工芸館
福島関所資料館
その他に必要なもの

こちらはマミー型です。体にぴったりフィットするので、保温効果が大です。軽量で山登りには最適ですが、体を束縛するので車で使うには封筒型が良いということです。

岐阜県下呂市金山町金山にある道の温泉駅、かれんに車を停めて車中泊をしました。日帰り入浴の出来るところです。心配していた車中泊ですが、比較的快適に眠ることが出来ました。車の中で寝ることはそれ程苦痛ではありませんでした。

東海道の箱根、新居、中山道の碓氷とともに四大関所の一つと並び称された福島関所は、木曽川の断崖を望む隘路に設けられ、関所にはこれ以上ないといったシチュエーションにあった。中山道を往来する旅人はもちろんのこと、商人や大名行列が必ず通らざるをえないこの要衝に、木曽代官の山村氏が詰め厳重な取り締まりを行った。関所を抜けたすぐ先に、その山村家に仕え関所上番を務めた高瀬家の屋敷が現在も構えている。

そんな福島関所も明治2年(1869年)に廃関となって取り壊されると、旅人の往来を阻んだ木曽川の断崖も大きく開削され国道が敷かれたため、すっかり変貌を遂げてしまった。現在この要害の地を見ても、高台にポツンと関所跡が取り残されているのみで往時の様子を偲ぶことは難しい。しかし復元された関所門や番所を見ながら眼下に木曽川を望むと、当時の人々が畏れ慄いた関所の原風景に想像を膨らませる。

奈良井木曽の大橋です。これを渡って奈良井宿に入りました。

後席と前席の間には隙間が出来るので、隙間を埋めるスペーサーを取り付けましたがまだ高さが不足するので毛布を敷きました。この部分には枕を置くことになります。

レガシーツーリングワゴンの後席を倒すと長さ1.9mのフラットな荷室が出来ます。平らなのですが、問題は5度ぐらい傾いています。今回はこの5度の傾斜に寝ることにしました。後輪を10㎝ぐらい持ち上げれば平らになりますが、その対策は今後の課題です。

車中泊グッズ
2日間で1068㎞走行しました。燃費は12.1㎞・Lでしたのでガソリンを88.3リッター使用。約11,500円です。高速道路は、土日1,000円と言いますが、都市近郊では通常通りになるので、2日間で5,660円かかりました。従って総額は17,160円でした。やはり温泉宿に宿泊すると、金額はこの2倍になってしまいます。もちろん平日に移動すると高速道路料金がさらに高くなります。小生が宿泊した道の駅では10台ぐらい車が停まっていました。運転席を倒して寝ている人もかなりいました。ベッドが平らでないと熟睡できないはずですが、、、
帰宅
車中泊・道の温泉駅

白骨温泉は鎌倉時代に湧出したという、数百年の歴史を持つ名湯。山間にひっそりと佇む秘湯は古くから文人墨客に愛されてきた。「白骨」の呼び名も中里介山の小説「大菩薩峠」に登場したのが発端。単純硫化水素の湯は湯口では透明に近く空気に触れると白濁になる。その効能は「三日入れば風邪をひかない」といわれる程。

その白骨温泉に山道を登ってたどり着いたら5時を過ぎていた。温泉宿の看板を見ると日帰り入浴は終了しましたと出ている。泊り客を優先するため日中しか、日帰り入浴をやっていないようです。少し焦って探すと、終了の看板の出ていない旅館があった。丸永旅館です。早速入浴を申し込むと、受付の人が時計を見る。一人だと告げると、入浴OKになったので、入浴料500円を払って風呂に入った。小さな内湯でした。でも凄く雰囲気があっていい。白濁しておりイオウの匂いがプンとします。誰も入っていないのが勿体ないくらいにお湯が溢れている。

木曽氏と山村氏の菩提寺で、木曽三大寺の一つ。1434年(永享6)に、木曽家12代信道が、先祖である木曽義仲のために建てた寺。平安末期の古代様式を見せる勅使門、奥正面には観音堂と木曽檜造りの本堂がある。観音堂脇には義仲が植えた2代目の時雨桜があり、毎年4月の中旬が花の見頃。また、境内左手には4つの庭園と、江戸時代の漆器などが展示された宝物殿がある。

「木曽くらしの工芸館」は、国道19号沿いの道の駅「木曽ならかわ」にあり、この地区、塩尻市に合併する前の楢川村の名産の漆器しっきの展示と販売を行う施設です。木曽地域地場産業振興センターという長い名称もあります。
1階が販売スペースで、木曽の木材や漆を使った高価な漆器から安価な輸入物の漆器までさまざまな商品を販売しています。2階が展示コーナーで、長野オリンピックのメダルとその製造工程や、漆器作家たちの素晴らしい作品を見て回れます。1階には漆器以外の特産品も売っており、また、隣の建物「ならかわ市場」では、冬期以外、新鮮な野菜や名産品などを売っています。

奈良井宿は中山道十一宿のうち北から2番目の難所:鳥居峠を控えた宿場町。かつては街道を行き交う旅人で栄えました。その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残しています。時代を超えた風格が感じられます。
昭和53年5月に、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けてから今年で30年を迎えました。また平成元年には建設大臣の「手づくり町並賞」を受けたのをはじめ、平成19年には「美しい歴史風土100選」に選定され、日本一の宿場街と言われております。

日曜日は帰宅するだけ?

途中で久しぶりに木場のもくもくに立ち寄りました。カリンのコブ材が欲しかったのですが、高すぎるので購入を見送りました。

車中泊では寝ているとき車のエンジンを切るのが基本です。排気ガスを吸って死亡するようなことも心配されますが、ガソリンを無駄に消費させないことも重要です。その為には暑い時は窓を開けて、寝ることになりますが防虫ネットが必要になります。下の写真の物はドアにかぶせるタイプの物です。

寝袋だけでは体が痛くなるので、一般的にはマットレスを使います。車はワゴン車で天井高が低いので、薄めのマットレスを買いました。

テレビ、冷蔵庫、それらを動かすDC-ACインバーターなどが必要になります。今回は購入せず、一度行ってから必要だったら購入することにします。

最近はLEDバックライトの液晶TVが増えてきました。バッテリーで動かす車載用のTVは、省電力のものが良いのでこれらの製品の中から選ぶことになります。下の写真は東芝の12インチのDVDプレーヤーです。DC12VとAC100Vの入力なので、車でも使えます。しかし結論から言うと、今回の旅行ではTVは車のカーナビの物を、エンジンをかけて見ればよいので必要ないという結論になりました。

冷蔵庫ですが、車中泊をする道の駅ではアルコール類を置いていないので、必要になります。1泊だとクーラーボックスで用が足りますが、2泊以上になると車載用の冷蔵庫が欲しくなります。DC12Vで動くので、購入を検討したいと思います。車のエンジンを切った時のことを考えて、バッテリー内臓のDC-ACインバーターも欲しくなります。出費を抑えるには、コンビニで酒を買った後、道の駅へ行って車を停めてから、酒を飲めばよいでしょう。しかし冷蔵庫は1台あった方が何かと便利だと思います。

車の中で寝るときに使う寝袋です。布団を持ち込んでも良いのですが、普通は封筒型の寝袋を使うことが多い。その封筒型を買って自宅で広げてみました。

マットレストと寝袋を荷台に置いてみました。特に問題はなようです。ハッチバックのバックドア側に足が行きます。念のため寝てみると特に不具合を感じない。とりあえずこれで出かけることにする。