市街地を歩いて市庁舎広場へ
バルト3国とポーランドをめぐる 東欧ハイライト12日間
3人姉妹

少し街から離れると、そこは近代エストニア。現代の最先端技術や文化がまだ開発される前の、古きよきエストニアに出会えます。エストニア野外博物館は、イタリア語で『ロッカ・アル・マーレ』(Rocca al Mare『海辺の石』)と呼ばれる、海と森に囲まれた広大な敷地内にあります。
17世紀ごろからのエストニア各地の木造建築が当時のままの姿で移築・保存されています。家や生活用具、家具なども残され、まるで昨日まで人が生活していたような気配さえ感じるリアルさです。

エストニア野外博物館
ランチ

タリンが初めて地図上に登場したのは12世紀。9世紀頃には既に交易の拠点になっていた。ハンザ同盟の一員だった500年前と変わらないたたずまいを残している。商人達が住んでいた古い家が並ぶ石畳の小道。見上げれば青空にくっきり映える教会のとんがり屋根・・。世界遺産に登録されているタリンの旧市街には古きよきヨーロッパの薫りが溢れている。

エストニアの首都タリン。展望台から旧市街を見下ろせば、三角屋根の塔と教会の尖塔の向こうにバルト海が見えた。世界遺産にも登録されており中世の街並みは訪れる人を数百年のかなたへと誘う・・

市街地展望台

ここは13世紀前半に、かつてエストニア人の砦があった場所に建てられた騎士団の城。補強が繰り返され、現在の姿になったのは18世紀後半。当時の権力者エカテリーナⅡ世が知事官邸として使うための改修をさせたもの。現在は政府の一部と議会が城内にある。

トームベア城
ラエコヤ広場と旧市庁舎

ラエコヤ広場の南面には旧市庁舎がそびえ建つ。北ヨーロッパに唯一残るゴシック様式の市庁舎。14世紀半ばに最初のものが立てられ、1404年の増築後に現在の姿になった。65mの塔の上にはタリンのシンボル、トーマスおじいさんが風見をしている。

アレキサンドルネフスキー寺院

タマネギの形をした屋根がひときわ目立つロシア正教寺院。ロシア皇帝アレクサンドル3世の命で1900年に完成した。内部は正教の寺院らしく多数のイコンで飾られている。教会を入ってすぐ右手の壁には、日露戦争で犠牲になったロシア艦隊を記念したプレートが掛けられている。当時は沢山のバルトの人が徴用され日本人と戦って命を落とした。

歌の原・野外大音楽堂

エストニア最大級のイベント、「歌の祭典」が開かれる野外音楽堂。公式には15万人の聴衆を収容出来ると言われているが、1988年の祭典には独立への期待と熱意が高まる中でエストニア各地から30万人が集まり、革命の引き金にもなった。祭典は5年に一度開かれる。民族衣装を身にまとった人々が各地に伝わるフォクソングを聞かせてくれる。

ふとっちょマルガレータ

ふとっちょマルガレータは、城壁に囲まれたタリン旧市街の最北部に1952年に建造された直径24m、壁の厚さは4.7mある塔です。防衛だけでなく、船で来た人々に印象づける目的もあったとか。後に、倉庫や監獄、兵舎などにも利用され、監獄時に囚人の食事を作っていた太ったおかみさん、マリガレータがそのままこの砲塔の愛称になっているそう。1917年のロシア革命時に廃墟となるが、修復されて現在はエストニア海事博物館になっています。

朝食
夕食

夕食はホテルでバイキングです。

エストニアで富士山展を開催しているという人に会った。

タリンのスーパーへ立ち寄る
2日目・10月7日(金)

15世紀に建てられた住宅(商家)の集合体で、美しく飾られたファサード(建物正面の壁)が女性的な雰囲気を持っていることから”三人姉妹”と呼ばれている。今はホテルとして使用されています。ちょっと泊まってみたいかも~

朝食は6:30からです。もちろんバイキングスタイルになっています。