ポーランド共和国の首都ワルシャワの旧市街にある赤レンガ造りの円形状の砦(とりで)。15世紀から16世紀にかけて造られた砦で、火薬庫や牢獄として使われたことがある。第二次大戦で破壊され、戦後に復元。1980年、「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

ワルシャワの王宮は最初14世紀にマゾヴィア公国という小さい国の首都として建てられましたが、1569年にヂグモント3世がクラクフから遷都したあとポーランド首都の王宮となりました。その後ポーランド王国が滅亡する1795年まで歴代の王が住み、国会や大統領執務室、士官学校、国立劇場などとして使われてポーランドの政治・文化の中心的場所となってきましたが、第2次大戦中、ナチスによって徹底的に破壊されてしまいます。戦後ワルシャ市民は1946年から53年にかけて非常な熱意で王宮と旧市街の一部を再建し、中世の町並みを見事に復元しました。旧市街は現在ユネスコの世界文化遺産に指定されています。

バルト3国とポーランドをめぐる 東欧ハイライト12日間
旧市街市場広場

第二次世界大戦で徹底的に破壊されてしまったワルシャワの街だがその後、市民の努力で復興されワルシャワ歴史地区として世界遺産に登録されている。ワルシャワの旧市街の中心地は旧市街市場広場。その中心に人魚像がある。この像のまわりにはカフェや土産物屋がたくさんある。この像はなんと下の方から水が出ている。見ていると大体3分に一回の割合だ。かなりな勢いで水が吹き出してくるので少しビックリする。この像は端正にならぶ建物に囲まれ、剣を振りかざしている。ワルシャワのシンボルだ。

名前不明の教会
聖ヤン大聖堂
王宮と旧市街広場

1685年から1818年にまでラジヴィウ家の所有であったところからラジヴィウ宮殿とも呼ばれています。現在は大統領官邸になっています。

ナミエストニコフスキ宮殿 大統領官邸

ベンチの上のボタンを押すとショパンの曲が流れます。

10日目続く
バルバカン(円形状の砦)
ワジェンキ公園

ポーランド王国最後の王だったスタニスワフ2世が1766年から着工し、完成させたヨーロッパでも有数の公園です。
 夏の離宮だったので、大きな池の畔にはロココ調のワジェンキ宮殿(水上宮殿)が建っています。現在は国立博物館の分館として、17-18世紀の美術品を展示しているそうです。

10日目・10月15日(土)
キュリー夫人博物館
ワルシャワ教会

旧王宮に隣接するワルシャワ最古の教会。ポーランド王国歴代の王の戴冠式や1791年のポーランド最初の憲法の発布式が行われるなど歴史的行事が数多く行われてきました。

朝食

市街から真っすぐ北へ進むと、右側に金属製のプレートが埋め込まれている小さな建物がある。ここが、日本でもなじみの深いノーベル賞学者、キュリー夫人の生家だ。現在、博物館として公開されている。夫人ゆかりの品々や、実験で使っていた道具などが展示されており、業績を偲ぶことができる。

広場の中心に立つジグモント3世

596年、首都をクラカフからワルシャワに移しここをワルシャワの王宮としたジグモンド3世。

歩いて旧市街散策に出かける